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フェアプレー大賞2022、クラスター発生にも負けずW杯初出場を決めたベトナム女子代表が金賞受賞

ファップルアット(法律)紙が毎年主催する「フェアプレー大賞」の2022年度授賞式が3月3日夜にホーチミン市で開催され、ベトナム女子代表が519ポイントを獲得して金賞を受賞した。

Photo:Nguoi Lao Dong

ベトナム女子代表は、昨年初めにインドで開催されたAFC女子アジアカップの開幕直前に新型コロナのクラスターが発生した中、チーム一丸となって献身的な戦いを見せ、見事にFIFA女子ワールドカップの初出場を決めた。

なお、銀賞はU-23ベトナム代表のチームドクターであるズオン・ティエン・カン氏が受賞。同氏はカンボジアで開催されたAFF U-23選手権でクラスターが発生する中、自らは陰性だったにもかかわらず、新型コロナに罹患した選手たちを直接治療した。U-23ベトナム代表は同大会で優勝し、チームが帰国するタイミングでも、同氏は治療中の選手の世話をするため、カンボジアに留まった。

また銅賞は、U-15ホアン・アイン・ザライ(HAGL)のFWグエン・バオ・ドゥックが受賞。同選手はU-15ベトナム選手権のビンディンFCとの試合で、相手選手が倒れているのを確認し、GKと一対一の場面で自身のハットトリックがかかっている状況にもかかわらず、相手選手の治療を優先してボールを外に蹴り出した。

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