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【Vリーグ2023戦力分析】テップサイン・ナムディンFC:大型補強でリーグ屈指の陣容に

ナムディンFCは、今季からメインスポンサーの社名を冠してテップサイン・ナムディンFCと改称。今オフには、ベトナム代表クラスの有力選手を多数獲得して、ハノイ公安FCと共に移籍市場を賑わせる存在となった。昨季は13チーム中12位で辛くも1部残留を果たしたが、今季の顔触れだけを見れば、目標は1部残留どころか、トップ3を狙ってもいいレベルだ。

Photo:Bongda+

正式名称:テップサイン・ナムディンFC
略称:ナムディンFC
設立:1965年
本拠地:ティエンチュオン・スタジアム(SVĐ Thiên Trường:3万人収容)
監督:ブー・ホン・ベト
主な獲得タイトル:Vリーグ(1985), ベトナムカップ(2007)

昨季の成績(Vリーグ1:12位 6勝13敗5分 得点21 失点33)

ナムディンFCは2021シーズンの4位躍進から一転し、昨季は残留争いを強いられて、最終節の結果で辛くも1部残留を決めた。ナムディンFCには昨季新たにスポンサーがついて潤沢な資金源が生まれたが、その頃には既に移籍市場が閉じていたために大きな補強ができず、限られた戦力でシーズンを戦うことになってしまった。しかし、今オフは大型補強を行って、移籍市場で新旧のベトナム代表を買い漁り、リーグ屈指の陣容となった。良い時も悪い時も、常に満員のスタジアムで地元クラブを応援してくれる国内随一の熱いサポーターを持つナムディンFCが、今季の台風の目になったとしても全く驚きはない。

(残り 2014文字/全文: 2696文字)

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