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【Vリーグ2023戦力分析】ドンア・タインホアFC:ブルガリア人指揮官のもとで大改革

2023シーズンの上位進出を狙うドンア・タインホアFCは、今オフに指揮官から戦力に至るまで大改革を断行した。昨季は13チーム中8位に沈んだが、新指揮官のもとで、どこまで順位を上げることができるだろうか。

Photo:Dan Viet

正式名称:ドンア・タインホアFC
略称:タインホアFC
設立:1962年
本拠地:タインホア・スタジアム(SVĐ Thanh Hóa:1 万4000人収容)
監督:🇧🇬ヴェリザール・ポポフ
主な獲得タイトル:ベトナムスーパーカップ(2009)

昨季の成績(Vリーグ1:8位 8勝12敗4分 得点27 失点27)

2020年末にドンア不動産のカオ・ティエン・ドアン社長が会長となり、息子のカオ・ホアン・ドゥック氏がCEOに就任して以来、タインホアは安定して中位を維持しており、残留争いに加わるることが無くなった。今季もシーズン中盤まで中位につけて終盤やや失速したが、8位でフィニッシュ。チームは早々に1部残留を決めていた。シーズン途中に名将リュプコ・ペトドヴィッチ監督が健康上の理由で帰国。指揮官不在の中でも、大きく崩れることはなかった。結局、ペトロヴィッチ監督はそのまま退任となり、タインホアは新たな指揮官を招聘しなければならなくなった。そこで白羽の矢が立てられたのが、元U-23ミャンマー代表監督のヴェリザール・ポポフ氏。今季のタインホアは、野心溢れるブルガリア人指揮官にチームを委ねることとなった。

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