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【Vリーグ2023戦力分析】ベトテルFC:生え抜き中心のチーム編成移行への過渡期

2020シーズンのVリーグ王者ベトテルFCは今オフ、他クラブから補強したスター選手たちを放出した。今後は下部組織出身の選手を中心としたチーム編成へと変換していく方針。

Photo:Bao Quocte

正式名称:ベトテルFC
略称:ベトテル
設立:1956年
本拠地:ハンダイ・スタジアム(SVĐ Hàng Đẫy:2万2500人収容)
監督:タック・バオ・カイン
主な獲得タイトル:Vリーグ(2020),ベトナム選手権(テーコンFC時代:1982,1983,1987,1990,1998)

昨季の成績(Vリーグ1:4位 11勝7敗6分 得点29 失点14)

優勝候補の一角だったベトテルが昨季4位に終わったことは、失敗のシーズンだった事実を物語る。開幕時の目標はトップ3に定めていたが、それも達成することはできず、ベトナムカップもベスト8止まりだった。敗因はいくつかあるが、シーズン中の指揮官交代もその一因だろう。チュオン・ベト・ホアン監督がシーズン半ばの7月に退任し、その後に就任した韓国人のペ・ジウォン監督もチームを浮上させることはできなかった。昨季は、SLNAから補強したベトナム代表のGKチャン・グエン・マインとMFホー・カック・ゴックに加え、FWジョバネ、FWペドロ・パウロ、FWカイケという強力なブラジル人トリオを擁していたが、この豊富な戦力を活かせなかった。特にペドロ・パウロとカイケはシーズン通して不振を極め、サポーターを失望させた。

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