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【AFF三菱電機カップ2022決勝1stレグ】ベトナムが終盤に劇的同点弾 宿敵タイ相手にホームで痛いドロー

東南アジアの最強国を決定するAFF三菱電機カップ2022は、1月13日に決勝1stレグの試合が行われ、王座奪還を狙うベトナム代表がホームでタイ代表と対戦し、2-2で引き分けた。

Photo:VFF

ミーディン国立競技場は4万人のサポーターで赤く染まり、ベトナムはホームの大声援に後押しされて序盤から主導権を握った。24分には、FWグエン・ティエン・リンが豪快なダイビングヘッドを決めてベトナムが先制。このゴールで、ティエン・リンは今大会6点目で得点王争い首位タイに並んだ。

しかし、やはり前回王者タイは簡単な相手ではなく、ここから徐々に流れがタイへと移る。それでも、GKダン・バン・ラムの活躍もあり、ベトナムが前半を1-0で折り返す。

後半に入ると、タイが早い時間帯に立て続けに2点を奪う。ベトナムは今大会無失点を続けていたが、ここにきて自慢の堅守が崩される嫌な展開。何とか追いつきたいベトナムは次々と選手交代のカードを切り、攻撃の糸口を掴もうとするが、あと一歩が攻めきれない。

敗戦濃厚かと思われた88分、CKのこぼれ球から途中出場のDFブー・バン・タインが目の覚めるようなミドルシュートを突き刺し、ベトナムが土壇場で同点に追いつき、試合はこのまま2-2でホイッスル。

ベトナムにとってホームでの2-2ドローは、最悪ではないが、決して望んだ結果とは言えない。アウェイゴールのルールにより、かなり不利な状況に立たされたことは事実だ。決勝2ndレグは1月16日にタイのホームであるタマサート・スタジアムで開催される。ベトナムが優勝するためには、次戦での勝利が求められる。

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