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【AFC U-23アジア杯】ゴン・オギョン新監督体制で更なる飛躍、U-23ベトナム代表は何が変わったか?

ウズベキスタンで開催中のAFC U-23アジアカップ2022で、U-23ベトナム代表が東南アジアで唯一、準々決勝に駒を進めた。ベトナムがグループリーグを突破するのは、2018年に準優勝を飾った中国大会以来。重要なことは、ゴン・オギョン監督体制となったU-23ベトナム代表が今大会で確実な進化を遂げていることだ。

U-23ベトナム代表は今年5月に自国開催された第31回東南アジア競技大会(SEA Games 31)で2大会連続の金メダルを獲得。この大会後、パク・ハンソ監督がA代表に専念するためU-23代表監督を退いて、5月末にゴン・オギョン監督とバトンタッチ。新監督は、チームの基盤である堅守がベトナムサッカーに成功をもたらしたと認めた上で、自分のチームでは異なる戦術を採用するとしていた。

攻撃サッカーへの転換を約束

ゴン監督は、前任者であるパク監督が敷いたレールを永遠になぞることは出来ないと考えた。新たに就任した自分は、それまでとは別の設計図を描いていく必要がある。メディアの前でのゴン監督は、常に謙虚な姿勢を崩さなかった。パク監督の貢献とチームに残した遺産に対し、感謝の言葉を述べたが、言葉の端々からは革命を起こす野心も覗かせた。チームを直接率いるようになって日が浅いが、心理学者のような手腕で選手の心を掌握。今大会では失敗を恐れない戦略家としての顔を見せている。

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