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Vリーグ2022戦力分析、若手が台頭するナムディンFC 今後数年で大化けする可能性も

昨季リーグ4位に躍進したナムディンFC。今季目指すは?

2021シーズンに4位という好成績を残したナムディンFC。資金力に恵まれているとは言えないが、ホーム観客動員数では毎年リーグトップという地元に愛されたクラブだ。サポーターは2022シーズンの到来を心待ちにしているが、常に高い成績を要求してくるわけではない。良い時期も悪い時期もスタジアムを満員にして声援を送ってくれるサポーターの存在はクラブにとってかけがえのない財産となっている。

1部に返り咲いた2018年以降、2021年はナムディンFCにとって最も成功したと言えるシーズンだった。それ以前のシーズンでは常に残留争いを強いられていたが、しぶとく1部に留まってきた。ところが、2021年はそれまでの苦戦が嘘のような自信に溢れた戦いぶりを見せて、新型コロナでリーグ戦が打ち切りとなった第12節時点で14チーム中4位と上位争いを演じた。ハノイFCやベカメックス・ビンズオン、SHBダナンといったビッグクラブを押しのけてトップ4に入ったことは、プロビンチャのナムディンFCにとっては快挙だ。

昨季リーグ3位につけたタンクアンニンFCが財政難で活動停止したことで、アジアサッカー連盟(AFC)は4位ナムディンFCにAFCカップの出場権を与えたが、経済的な問題からナムディンFCはこれを辞退。それでも、昨季の成功体験のおかげでチームとして一皮むけた感がある。

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