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【ベトナムリーグ助っ人列伝】ブライアン・ロブソンから「タイのスコールズ」と呼ばれたダッサコーン・トンラオ

「タイは今強いが、いずれ我々が勝つ。(タイに追いつくためにも)まずはタイにいるスター選手を片っ端から獲得する。キャティサック、ドゥシット、タワン、サクダ、トンラオ・・・。HAGLに買えない選手がいると思うか?」

これはベトナム1部ホアン・アイン・ザライ(HAGL)のドアン・グエン・ドゥック会長が当時タイ最高の選手の一人だったMFダッサコーン・トンラオと契約を結んだときに語った言葉だ。

3シーズン、12ゴール、獲得タイトルなし

HAGLは2006シーズン終了後に、MFタワン・スリパン、FWキャティサック・セーナームアン、DFドゥシット・ジャレルムサンのタイ代表トリオと元Vリーグ得点王のブラジル人FWケスレー・アルベス(後の帰化選手フイン・ケスレー・アルベス)が揃って退団。

ドゥック会長は当時、「タイは今、ベトナムに勝てるだろうが、HAGL-JMG(後にグエン・コン・フオンなど多くのベトナム代表を輩出することになるHAGL傘下アカデミー)の選手たちが育てば、この状況は一変するだろう。まずは現在我々に先んじているタイからスター選手を片っ端から獲得してロールモデルとする。」と話していた。

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