ついにベールを脱いだ「最強」U-22タイ代表、見せた力と見えた課題。AFC U-23選手権予選・試合結果&各試合フォーメーション

©Football Thailand
東京五輪予選を兼ねる「AFC U-23選手権タイ2020」の予選が終了し、インドネシア、ブルネイ、ベトナムとグループKで争ったタイは最終戦のベトナム戦に敗れて2勝1敗の2位という結果に終わった。タイは本大会のホスト国であるため、予選の結果に関わらずすでに本戦の出場権は得ている。
「東京五輪世代」の姿が見えてきた3試合
日本も含めてアジア各地で本戦出場をかけた「負けられない戦い」が繰り広げられたなか、本戦のホスト国であるタイにとって「予選」は少し違った意味合いを持っていた。ブラジル人指揮官のアレシャンドレ・ガマ監督の下、初めて下の世代も含めた最強のメンバーが招集されたU-22タイ代表にとっては、来年1月の本大会へ向けた準備やテストの場でもあった。ついにそのベールを脱いだタイの「東京五輪世代」、その予選3試合を振り返る。
【第1戦】
(2019年3月22日@ミーディン国立競技場/ベトナム・ハノイ)
タイ4-0インドネシア
前半:1-0
後半:3-0
得点者:[タイ]チンナパット21分、スパチャイ50分(PK)、71分、スパチョーク74分
威力を見せたスパチャイ、スパチョークのブリーラムコンビ
タレントの揃う前線には、スパチャイ・ジャイデッドとスパチョーク・サラチャートの注目のブリーラムコンビを2トップの形で配してきた。その下にこの世代を引っ張ってきたチョンブリーFCの司令塔ウォラチット・カニッシーバンペーンが入り、攻撃を操る。ACLなど大舞台での経験も豊富なスパチャイ、スパチョークの強力2トップは、初戦からその威力を見せた。インドネシアを相手にスパチャイがPKを含む2ゴール、スパチョークも見事なゴールでチームの4点目を決めている。インドネシアとは先月のAFF U-22選手権決勝で対戦して1対2と敗れているが、主力が揃った今大会では地力の差を見せつける結果となった。
<U-22タイ代表スタメン>
途中出場…MFアーノン、DFパチャラポン、DFキティポン
※U-22タイ代表招集メンバー詳細はこちら
<試合ハイライト>
※ベトナムサッカー連盟YouTubeチャンネルより
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