フットボール タイランド

タイリーグ開幕節、タイの西の端から東の端へ【泰国日記/2019年2月22日(金)~24日(日)@バンコク~ラチャブリー~ブリーラム~ノンタブリー】

2019年2月22日(金)@バンコク~ラチャブリー

2019年タイリーグ開幕の日、バンコクに「ドンキホーテ」1号店がオープン

7時起床。バンコクの朝は早く、すでに多くの店が動き出していて活気がある。都心の外れくらいのエリアだが、2019年の今もオレンジ色の僧衣をまとった托鉢の僧たちの姿があり、施しをする人たちが手を合わせたり、人によっては地面に膝をついたりして敬意を示している。いろいろテキトーに見えるタイ人の生き方だが、目上の人への敬意とか家族の絆とか一番大事なところは決して外していないから、なんだかんだでこの国は崩れないのだと思う。

バンコクの朝、托鉢の僧

変わらないバンコクの朝の光景のなか、カオマンガイを食べながら今日一日の動きを考える。

朝食のカオマンガイ。東京なら10倍くらいの金額がとれそうな本場のクオリティ

午前中はネットで申請していた今シーズンの取材パスを受け取りにタイリーグのオフィスへ。

朝から渋滞気味のバンコクの道路

ラムカムヘーン通りにあるタイリーグオフィスには水上バスが便利

タイリーグオフィスのあるビルに到着

タイリーグオフィス。今季の「主役」はアジアカップでも活躍した20歳の新星・スパチャイのよう

思いのほかスムーズに運んだため、20時からの開幕戦へ向かうにはまだ少し早かった。時間つぶしに、ちょうど今日がオープン日らしい「ドンキホーテ」のタイ1号店をのぞいてみることに。初日ということでかなりの人で賑わっていて、タイ人スタッフが日本語で「いらっしゃいませ~、甘酒はいかがですか~」とやっている。まず日本語があって、きょとんとしている人(タイ人)にはタイ語を付け加える。これが「東京都バンコク区」などと表されるこの街の一面だが、ちょっと距離をとって改めて感じてみると、やっぱり普通ではない。

日本のドンキとはイメージが違い、「ドンキテイストの商業施設」という趣き

ドンキ風トゥクトゥク!

昼食後、「金J」ならぬ「金T(?)」(金曜日に1試合だけ組まれるタイリーグの試合)の開幕戦が行われるラチャブリー県へ向けて出発。バンコク南バスターミナルからロットゥー(ミニバン)で1時間半強、街の中心部に辿りつく。

バンコク南バスターミナル

ラチャブリーは「ダムヌンサドゥアク水上マーケット」や市場の中を列車が通り抜けていく「メークロン市場」といった観光地で有名な県だが、市街地は閑散としていて特に何もない。とりあえずワーキングスペース代わりに安宿に入り、試合までの数時間を原稿書きなどに当てる。

タイ国鉄のラチャブリー駅

キックオフ2時間ほど前に宿を出て、スタジアムへ。位置関係を勘違いしていて想像よりもかなり遠いことが分かって少し焦ったが、モーターサイ(バイクタクシー)を飛ばしてもらって15分ほどで無事、ラチャブリーFCのホーム「ミッポン・スタジアム」に到着。120バーツ、モーターサイでこの額はなかなかの距離だ。ホームのラチャブリーFCがトラートFCを逆転で下した開幕戦を見届けて、宿に帰ってきたのは23時過ぎ。可能であればそのままバンコクに戻っておこうと考えていたのだが、思った以上に疲れが溜まっていたのかそのまま寝落ちてしまった。

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