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吉田達磨氏、シンガポール代表監督就任秒読み段階か

柏レイソルやアルビレックス新潟、ヴァンフォーレ甲府で指揮を執った吉田達磨氏(44)のシンガポール代表監督就任が濃厚になったとフォックス・スポーツ・アジアが24日伝えた。

今年2月にシンガポールサッカー協会(FAS)が吉田氏を次期代表監督の最有力候補としてリストアップしたことが報じられたが、その後は続報が伝えられていなかった。今回フォックス・スポーツ・アジアは、関係者からの情報として、FASがすでに吉田氏の労働許可証を申請しており、人材開発省(MOM)からの正式認可を待って、来月にも「吉田達磨監督」の就任発表をする予定としている。

シンガポール代表監督は、昨年末のスズキカップ(東南アジア選手権)までU-22代表のファンディ・アーマド監督が「代行監督」として兼任していたが、同大会でグループステージ敗退に終わったこともあって正式な監督には就任せず、空席のままとなっている。シンガポール代表が3月にマレーシアで開催された国際親善大会に出場した際は、U-22代表コーチのナズリ・ナシルが代行監督として指揮を執った。

吉田氏は、柏や京都、山形などでプレーしたあと、2002年にシンガポールのジュロンFCで現役を引退。指導者に転身してからは柏の下部組織で若手選手の発掘や育成に手腕を発揮。2015年にはトップチームの監督に就任して、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)ベスト8、天皇杯ベスト4などの結果を残したが、リーグ戦で年間10位と振るわなかったこともあり、2年契約の1年目で退任した。その後、新潟、甲府などで指揮を執ったものの、いずれも成績不振を理由に契約途中で解任されている。

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