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フィリピンフットボールリーグ|首位セレスと2位カヤが今季3度目の直接対決〈プレビュー〉

(C) philippines football league

フィリピンフットボールリーグは明日18日に2試合が予定されており、リーグ5位のメンディオーラと3位のスタリオン・ラグーナが対戦し、リーグ2位のカヤ・イロイロと首位のセレス・ネグロスが対戦する。

注目は、2位カヤ・イロイロがビニャンフットボールスタジアムで首位セレス・ネグロスを迎え撃つ首位争いの試合で、両者は今シーズン3度目の直接対決となり、これまで2勝しているセレス・ネグロスがこの試合を制した場合、カヤ・イロイロとの勝ち点差を9に拡げリーグ優勝に向けて大きく前進することになる。

首位を行くセレス・ネグロスは、リーグの開幕戦でスタリオン・ラグーナと引き分けて以降、カヤ・イロイロとの直接対決を含める14連勝の快進撃中で、シーズン前と途中に多くの主力選手を放出しながらも、圧倒的な戦力差を他のチームに見せつけている。

現在、リーグの得点王争いでトップに立つスペイン人FWビエンヴェニード・マラニョン(24得点)をはじめ、シーズン途中からの加入ながら同争いで3位のセネガル人FWロバート・メンディ(14得点)、同4位のフィリピン代表MFマイク・オット(13得点)などの得点源を擁するセレス・ネグロスは、これまでリーグ最多得点(77得点)を計上している。

一方のカヤ・イロイロは、これまで12勝1分2敗の好成績でリーグ2位につけている。2敗したセレス・ネグロスとの2試合は最少失点差で敗れ、7月6日のリーグ4位のグリーン・アーチャーズ戦もスコアレスドローに終わるなど、こちらはこれまでリーグ最少失点(7失点)の堅守を継続している。

セレス・ネグロスのような爆発的な攻撃力こそないが、ガーナ人FWジョーダン・ミンター(21得点)が得点王争いで2位につけるなど、ゴールが遠いような状況ではない。これまでのチーム総得点(39得点)はセレス・ネグロスの半数ほどだが、日本人DF大村真也を中心とする守備陣の堅守が持ち味となっている。

もしこの直接対決で、カヤ・イロイロが勝利した場合は両者の勝ち点差が3に縮まり、もう1試合残されている直接対決(10月26日予定)の結果次第では両者が並ぶ可能性が残るため、カヤ・イロイロはまずこの試合で勝利しておかなければリーグ優勝の可能性が極めて低くなる状況だ。

リーグ3位のスタリオン・ラグーナ以下の5チームが、セレス・ネグロスとカヤ・イロイロを相手に勝利するのは現実的に難しく、逆に言えば直接対決以外の試合で勝ち点を落とすようなことがあれば、一気に不利な状況に追い込まれることになるだろう。

リーグ首位のセレス・ネグロスと2位のカヤ・イロイロは、これまで共に15試合を消化した状況で9試合ずつを残しているが、この直接対決を首位のセレス・ネグロスが制した場合は、早くも優勝マジック(そんなものはないが)が点灯することになる。

【9月18日試合予定(現地時間)】

◎アボイティスフットボールピッチ

メンディオーラ〔16:00〕スタリオン・ラグーナ

◎ビニャンフットボールスタジアム

カヤ・イロイロ〔15:30〕セレス・ネグロス

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