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過去最低の18位。スタイルは浸透も、拭えなかった勝負弱さ【今季総括/オン・ザ・ピッチ②】

髙木理己監督体制2年目。過去最低の14位から巻き返しを図るも、ワーストを更新する18位に終わった。

J2昇格を掲げた中で残留争いに巻き込まれ、目標とは程遠い結果だ。スタイルの浸透が結果に繋がらず、現場では何が起きていたのか。オン・ザ・ピッチの観点から振り返る。

競争の火。よりピッチに注ぎ込めれば――

歴代最多となる36人の大所帯を抱え、競争が活発化。キャンプから序列をつけることなく、誰が出ても遜色のないチームを練り上げる。ルヴァンカップでは格上のJ2徳島、県選手権決勝ではベストメンバーの松本に対し、リーグ戦から大幅にメンバーを入れ替えた中で勝利した。

前半戦はメンバーの入れ替えも激しかった。第13節・宮崎戦から3試合連続で同じスタメンが続いたが、それを除けば毎試合変更。選手からしても前日まで帯同できるか分からず、トレーニングから緊張が走る。後半戦にかけて序列が固まったものの、競争の火は最後まで消えなかった。

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