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クラブワーストタイの9試合未勝利。複数得点こそが脱却のカギ【J3第33節・琉球戦/マッチレビュー】

AC長野パルセイロ 1-1 FC琉球

 

「長良川の悲劇」の次は、「南長野の悲劇」が待っていた。

前節・アウェイ岐阜戦では、90+2分に勝ち越されて敗戦。今節もホームで90+3分に追いつかれ、土壇場で勝ち点を取りこぼした。クラブワーストタイの9試合未勝利で、暫定17位のまま残り5試合を迎えることとなる。

対琉球の守備が機能も、前半はシュートゼロ

琉球はいわゆるボール保持型のチームだ。システムは3-1-4-2が予想されたが、蓋を開けてみれば中央の五角形が異なる。長野と同じ3-4-2-1の布陣。ミラーゲームの中で、相手をいかに捕らえるかがポイントとなった。

今節の先発メンバー(長野:3-4-2-1、琉球:3-4-2-1)

「琉球のストロングポイントは我々のハーフスペースを使って、ターンして進入していくこと」と髙木理己監督。その強みを消すべく、まずは供給源となるボランチ・岩渕良太を左シャドーの山中麗央がマンツーマンで抑える。必然的に相手の3バック右が空く形となるが、そこにはボランチの西村恭史を押し出した。

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