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甘美な2得点も、安易な3失点。昇格に向けて埋めるべき隙【J3第17節・岩手戦/マッチレビュー】

いわてグルージャ盛岡 3-2 AC長野パルセイロ

 

「もどかしさ、悔しさ、悲しさ。いろんな感情が詰まっている」。試合後、髙木理己監督はそう胸中を吐露した。5連敗中の最下位・岩手に対し、2-3と敗戦。結果のみならず、内容にも大いにもどかしさを覚える。昇格に向けて危機感が求められるフェーズだ。

逆転後に逆転を許す。後半は1点が遠く

今節の先発メンバー(長野:3-4-2-1、岩手:4-2-3-1)

長野は前節からスタメンを2人変更。ミッドウィークの天皇杯で好パフォーマンスを示した山中麗央と近藤貴司を2シャドーに据える。一方の岩手も2人を入れ替え、出場停止の深津康太に代わって斉藤諒がセンターバックに置かれた。

岩手の戦い方は明白だ。ビルドアップでは中盤を省略し、187cmの長身FW都倉賢を目がけてロングボールを送る。長野としては最終ラインが空中戦で抗いながらも、セカンドボールを拾いきれず。拾った後にも質が伴わないケースが多くあった。

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