残り2戦も引き続きチャレンジ。タイ代表2人はデビューなるか【パル女通信】
8月末に開幕したWEリーグカップのグループステージは、早くも残り2試合となった。AC長野パルセイロ・レディースは3試合を終え、勝点4で2位タイにつけている。
首位の日テレ・東京ヴェルディベレーザとは勝点3差。グループ首位での決勝進出の可能性も残っている。それでも廣瀬龍監督は「試合に入っていない選手も良い姿勢でトレーニングができている。彼女たちにチャンスを与えてあげたい」と、あくまで“チャレンジ”の姿勢を崩すつもりはない。
1トップ争い。2人の“共存”が功を奏す
前節・アルビレックス新潟レディース戦でのチャレンジは、FW上田莉帆の先発起用だった。開幕から2試合はベンチスタート。前々節・INAC神戸レオネッサ戦でライバルの川船暁海が得点を決めており、「自分もFWとして負けていられないし、ゴールを決めたいと思っていた。攻守にハードワークして、チームに貢献したいという強い覚悟を持って試合に臨んだ」と意気込んでいた。
ファーストディフェンダーとして果敢にプレスを仕掛け、守備を牽引。攻撃でも得意のキープ力を生かし、幾度となく起点を作る。30分にはスローインの流れからペナルティエリア内でボールを収めると、力強いターンで前を向く。2人に挟まれる形で倒され、PKを獲得。これを自ら冷静に沈め、今季初得点となった。

上田莉帆
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