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シュタルフ悠紀監督「長い間厳しいゲームを強いられた」【天皇杯1回戦・AS.Laranja Kyoto戦/コメントレポート】※無料

AC長野パルセイロは513日、天皇杯1回戦をサンプロ アルウィンで迎え、AS.Laranja Kyotoに2-0と勝利した。

試合後、シュタルフ悠紀監督は「ラランジャさんも非常にいいチームで、タフに戦ってきたので、長い間厳しいゲームを強いられた。何よりも今年3回目のアルウィンで、3回目の勝利の記者会見と、3回目のシャナナでサポーターと勝利をわかちあえたのが本当によかった。こういう難しいゲームをしっかりと(失点)ゼロに抑えて、複数得点を取って終えられた選手たちは本当によくやったと思う」と総括した。

後半には4枚替えを敢行。その理由については「前からプレッシングがハマりきっていなかった一番の要因は、暑さと疲労だった。仮に1枚代えたとしても、僕らは4、5人でプレッシャーをかける。1枚フレッシュな選手が入って良い感じに追い込めても、残りの3枚の連動性に距離が生まれては同じことの繰り返し。そこをセットで代えることによって、プレッシング全体の強度が上がって、ボール奪取が増えるのではないかと思った」と明かした。

22分にCKから先制点を挙げた山本大貴は「思った以上に相手がボールを回してくるのがうまくて、差されるパスも多かった。そこは自分たちがまだまだ改善できる部分だし、成長できる部分でもある。それでもセットプレーで点を取れたのは大きかった」と反省と手応えを口にする。キャプテンの秋山拓也も「相手がボールを回すのがうまくて、自分たちが臨機応変に対応できなかった。前半はビルドアップで詰まった感じもあって、全体的にポジショニングが良くなかったのもあるが、それ以上に相手が良かった」と満足感は示さなかった。

2回戦・ヴィッセル神戸戦に向けて、指揮官は「選手目線で言えば、ビッククラブと対戦できる喜びというのは、実践のあるような選手ですら神戸とやりたい気持ちはあると思う。ましてや現時点で(J1の)1位なので、メンバーがどうなるかはわからないが、対戦できるというのは選手たちにとっても非常に良いこと。行くからには倒すつもりで行くし、神戸の人たちに長野パルセイロという名前をしっかり覚えてもらいたい」と話す。J1でプレーしていた山本も「いまJ1で1位にいる相手と、自分たちがどれだけやれるかは楽しみ。そこでやれるという自信をつけられれば、リーグ戦にも自信を持って臨めると思う。やるからには絶対に勝ちたい」と意気込んだ。

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