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【独自】ドイツ代表4大トピック解説!代表引退式、GK争いの構図、シュツットガルトの台頭、クロップ代表監督?

1)激動の時代を駆け抜けた”優勝戦士”たちとの別れ

木曜日に行われたドイツ代表メンバー発表の席にて、ユリアン・ナーゲルスマン監督は「多大なる貢献をしてくれた選手、スタッフの皆さんとの別れの場にもなる」ことを明らかにした。今年2月にドイツ代表へと電撃復帰したトニ・クロースをはじめ、元主将マヌエル・ノイアーと元副主将トーマス・ミュラー、さらに自国開催のユーロで主将としてチームを牽引したイルカイ・ギュンドアンら、激動の時代を駆け抜けた多くの功労者たちが、この夏をもって代表チームからの引退を表明(クロースは現役引退)。

2014年ブラジルワールドカップでは悲願の優勝を果たした最後の生き残りたち(ギュンドアンは負傷のため不参加)だが、その後のロシアW杯、そしてカタールW杯においても屈辱のグループリーグ敗退を経験。その間にギュンドアンはエジルと共にトルコ大統領問題に揺れ、またノイアーはスキー事故で1年を超える長期離脱。ミュラーは一度、代表メンバーから外されるなど、それぞれ大きな苦難を残り得なくてはならず、さらに彼らの有終の美となった自国開催のユーロでは準々決勝にて、結果的に優勝することになるスペイン代表の前に延長戦の末に敗戦。しかも後にUEFAがククレジャへのハンドを認めず、PKを与えなかったアンソニー・テイラー主審のジャッジを『誤審』と認める、少し後味の悪い結果にもなってしまった。

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