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【独自】ヴィニシウスとの激闘で繋いだ希望!チェイス・アンリの激動の2ヶ月

これは、わずか1年前の夏の話だ。バイエルンがブンデスリーガ11連覇を成し遂げたその裏でVfBシュツットガルトは、5人もの監督交代劇の末に、2年連続で入替戦に進出し、辛うじてブンデスリーガ残留に成功。だが次の開幕直前には長年、チームを牽引してきた遠藤航がリバプールFCへと移籍するなど、波乱の幕開けを迎えることになったのだ。

だがシュツットガルトを取り巻く環境は、大きく様変わりした。バイエルンを抑え、2位でフィニッシュする快挙を演じて見せたシュツットガルトは、いまやドイツ代表4選手をも要するクラブとして、チャンピオンズリーグの舞台へと初参戦。先日の初戦ではレアル・マドリードとのアウェイ戦にて激闘を演じてみせたのである。

また大きく様変わりしたのは、それだけではない。サプライズを演じたクラブにとってはどうしても避け難い、主力の大量離脱の憂き目にも遭っており、左利きのCB伊藤洋輝がバイエルンに、右利きのCBヴァルデマール・アントンが、28得点を挙げたセール・ギラシと共にドルトムントに、それぞれ移籍。まさに攻守の大黒柱を一気に失うこととなった。

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