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10月4日のニュース
・ACL2第2節:スランゴールがホームで初勝利、次節は全北現代との首位攻防戦

ACL2第2節:スランゴールがホームで初勝利を飾る

ACL2H組の第2節が行われ、スランゴールFCがダイナミック・ハーブ・セブFCを1−0で破って、2016年以来8年振りの出場となったアジアの舞台で初勝利を挙げています。

先月9月19日の第1節ではタイのムアントン・ユナイテッドと敵地で1−1と引き分けに終わっていたスランゴールFCは、ホームにセブFCを迎えました。セブFCは第1節では全北現代モーターズFCにホームで0−6で敗れています。この試合の両チームの先発は以下の通り。スランゴールは、ムアントン・ユナイテッド戦で先発したキャプテンのサフアン・バハルディンがベンチスタートで、代わりにヨハンドリ・オロスコが先発した以外は初戦と同じメンバー。一方のセブFCは全北現代戦で先発したFW濱琳太郎、MF冨樫凌央、DF小林雅弥の日本人トリオは全員がベンチスタートでした。

試合前からの雨でピッチが滑りやすくなる中、先制したのはスランゴールでした。10分に左サイドをドリブルで上がったロニー・フェルナンデスからのクロスを走り込んできたヨハンドリ・オロスコが押し込んで、スランゴールが1−0とリードします。その後もスランゴールFCはセブFCを圧倒し、好機を次々と作るものの、シュート精度の低さとセブFCのGKフロレンシオ・バデリッチ・ジュニアが好セーブを連発して追加点を奪うことができません。

セブFCのムスタファ・アティ監督は後半開始と同時に冨樫凌央、小林雅弥の両選手を投入しますが、スランゴール優位は変わらないものの、単調な攻撃が続き追加点を取ることはできません。スランゴールFCのニザム・ジャミル監督もACL2初出場となるファイサル・ハリム、そして新戦力のニコラ・ジャムボル、モハマド・アブアルナルディを次々と投入しますがこちらも状況打開には至りません。そして試合終了直前には、やはり途中出場のセブFCの濱琳太郎選手にあわや同点ゴール、というような至近距離からのシュートを放たれるなど、最後はどちらかリードしているチームかわからないドタバタぶりも見せ、スタンドではサポーターのフラストレーションが充満するのを私も感じました。それでも最後は「逃げ切った」という表現がぴったりのお粗末な試合となりましたが、それでもスランゴールFCは貴重な勝ち点3を積み上げています。

スランゴールFCの次節第3節は今月23日に、ここまで10得点を挙げて2連勝中の全北現代をホームに迎えての「首位攻防戦」となります。

2024/25ACL2 H組第2節
2024年10月3日@MBPJスタジアム(スランゴール州プタリン・ジャヤ)
スランゴールFC 1-0 ダイナミック・ハーブ・セブFC
⚽️スランゴール:ヨハンドリ・オロスコ(10分)

この試合のハイライト映像。アストロ・アリーナのYouTubeチャンネルより。

H組のもう1試合は、全北現代モーターズ(韓国)がムアントン・ユナイテッド(タイ)を破って2連勝しています。

2024/25ACL2 H組第2節
2024年10月3日@全州ワールドカップ競技場(韓国全北市)
全北現代モーターズFC 4-1 ムアントン・ユナイテッドFC
⚽️全北現代:ムン・ソンミン2(50分、59分)、イ・ヨンジェ(55分)、ジン・テホ(84分)
⚽️ムアントン:ソラウィット・パントン(66分)

ACL2 H組順位表(第2節終了)

チーム 勝点
1 全北現代 2 2 0 0 10 1 9 6
2 スランゴール 2 1 1 0 2 1 1 4
3 ムアントンU 2 0 1 1 2 5 -3 1
4 セブ 2 0 0 2 0 7 -7 0
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