ボラセパマレーシアJP

5月22日のニュース
・東南アジア選手権三菱電機カップ:マレーシアは前回優勝のタイと同組に
・東南アジア選手権三菱電機カップ:ACLとの日程丸かぶりでマレーシアは「B代表」で参戦濃厚
・シーズン開幕直後にCEOらが辞任もクランタン・ダルル・ナイムFC会長は問題なしと明言
・帰化審査が長引くアルグジム・レゾヴィッチ:いつまで待たされるのか?

11季振りにUEFAチャンピオンズリーグ決勝進出を決めているボルシア・ドルトムントがクラブ公式Facebookでファイサル・ハリムの支援と暴力撲滅のメッセージを投稿しています。
この投稿はファイサル選手の略歴、そして襲われた事件とその後の経過を紹介し、”STOP the volence. We stand with Faisal Halim”というメッセージで締め括られています。サッカー界の連帯の強さを感じさせるメッセージです。

東南アジア選手権三菱電機カップ:マレーシアは前回優勝のタイと同組に

東南アジアサッカー連盟(AFF)が主催する東南アジア選手権、三菱電機カップのグループステージの組み合わせ抽選が5月21日にベトナムのハノイで行われ、マレーシアは前回覇者のタイと同じA組に入ることが決まりました。

マレーシアが入ったA組は過去7回優勝のタイの他、過去4回優勝のシンガポール、カンボジア、そしてブルネイと東ティモールによるプレーオフの勝者の5チームとなっています。一方のB組は東南アジアのFIFAランク1位で前回大会準優勝のベトナム、最近の躍進が目覚ましいインドネシア、フィリピン、ミャンマー、ラオスの5チームとなっています。

組み合わせ抽選が決定後、マレーシアサッカー協会(FAM)はマレーシア代表のキム・パンゴン監督のビデオメッセージを公開し、その中でキム監督は「前回チャンピオンのタイと同じ組になったことを興味深い。隣国シンガポールも侮れない。この三菱電機カップで戦うためのベストメンバーを揃えられるようにしたい。」と話しています。

東南アジアサッカー選手権三菱電機カップは、11月23日に開幕し、決勝は12月21日に予定されています。

東南アジア選手権三菱電機カップ:ACLとの日程丸かぶりでマレーシアは「B代表」で参戦濃厚

組み合わせが決まった三菱電機カップですが、この時期にはACLエリートやACL2といったAFC主催の大会も開催されます。マレーシアからはACLエリートには昨季のリーグ覇者ジョホール・ダルル・タジムFC(JDT)が、ACL2には昨季2位のスランゴールFCがそれぞれ出場します。現時点ではACLエリートの第5節が11月25日から27日、第6節が12月2日から4日、ACL2は第5節が11月26日から28日、第6節が12月3日から5日に予定されていることから、JDTとスランゴールFCの選手をこの三菱電機カップに出場するマレーシア代表に招集することは難しそうです。

直近の代表戦だった3月21日と26日の2026W杯アジア2次予選、オマーン戦のメンバーを例にすると、3月21日の試合では先発XIの内、JDTからはFWロメル・モラレス、MFアリフ・アイマン、DFラベル・コービン=オング、DFシャルル・サアド、GKシーハン・ハズミの5名、スランゴールFCからはFWファイサル・ハリムと合計で6名おり、3月26日の試合でもJDT5名、スランゴールFC1名が先発しています。また、その前に行われた代表候補合宿でも33名のメンバー中、JDTとスランゴールFCで半数以上の17名を占めており、この両チームから選手を招集できないとなると、A代表と呼ぶには心許ないメンバーでのチーム編成となます。またマレーシア代表DFディオン・コールズが所属するブリーラム・ユナイテッド(タイ)もACLエリートに出場することから、コールズ選手の招集もおそらく無理で、そうなると準決勝進出どころか、グループステージ突破すら怪しくなります。

前回2022年大会でマレーシアは、グループステージをベトナムに次ぐ2位で突破し、ホームアンドアウェイ方式の準決勝ではタイと対戦しました。ホームのブキ・ジャリル国立競技場での試合は1−0と勝利したものの、舞台をタイに移したアウェイ戦では0−3と返り討ちに合い、通算成績を1−3としたマレーシアは決勝進出を逃しています。なおこの2022年大会は国内リーグのマレーシアスーパーリーグが終了していましたが、JDTはこの大会がFIFA国際マッチカレンダーではないことを理由に選手の招集を拒否しています。

シーズン開幕直後にCEOらが辞任もクランタン・ダルル・ナイムFC会長は問題なしと明言

今季2024/25シーズンのマレーシアスーパーリーグ(MSL)は第2節まで終えていますが、ここまで2連敗で13チーム中11位のクランタン・ダルル・ナイムFC(KDN FC)は、ワン・モハマド・ズル・イクマンCEOとザムリ・イスマイル副会長の辞任を発表しています。

KDN FCは3部リーグのM3リーグ時代から1部スーパーリーグ昇格までの6年間に渡り、クラブ運営に貢献してきた両氏に感謝の意を表すメッセージもクラブSNSに投稿していますが、これが開幕間もない時期の辞任であることから、SNS上では様々な憶測が飛び交っています

これについてマレーシアの通信社ブルナマは、KDN FCのロジ・ムハマド会長が、両氏の辞任は選手への未払い給料や開幕から2連敗した責任といった理由での辞任であるという噂や憶測を否定していると報じています。

ロジ会長は、両氏が自身の都合でクラブに関わる時間が取れなくなっているとして、数ヶ月前から辞職を求めていた一方で、昨年までのクランタン・ユナイテッドFCからクランタン・ダルル・ナイムFCへのリブランディングを進める際に両氏の協力が必要なことからロジ会長自身が辞任を引き止めていたと説明しています。

その上で、選手や監督、コーチへの給料未払いや遅配といった問題は全くなく、開幕2連敗も長いシーズンで見れば、それだけが辞任の理由にはなり得ないとした上で、両氏の貢献を考えると、いつまでの引き止めておくわけにはいかず辞任を了承したということです。またロジ会長は両氏の辞任はKDN FCの今後には大きく影響することはないだろうと話しているということです。

帰化審査が長引くアルグジム・レゾヴィッチーいったいいつまで待たされるのか?

トレンガヌFCに所属する長身DFアルグジム・レゾヴィッチはモンテネグロ出身で、2018年にPDRM FCに加入以降はマレーシア国内リーグでプレーを続けています。マレーシア人女性と結婚しているレゾヴィッチ選手は、国内で5年以上プレーを続けていることから、帰化することができれば外国籍選手枠を気にせず、マレーシア人選手としてプレーできますが、その帰化審査に手間取っているようです。

マレーシア語紙ブリタハリアンは、2020年からレゾヴィッチ選手が在籍しているトレンガヌFCのサポーターが「(帰化審査に)いったいいつまで待たされるのか?」という疑問を持っていると報じています。

このブログでもレゾヴィッチ選手の帰化申請のニュースは何度か取り上げおり、昨年12月にマレーシア国籍を取得したFWロメル・モラレス(ジョホール・ダルル・タジムFC)とほぼ同じ時期に帰化申請の書類を提出したとされています。しかしモラレス選手は既にマレーシア代表入りしてAFCアジアカップ2023や2026W杯アジア予選に出場している一方で、レゾヴィッチ選手は外国籍選手枠の都合から、今季2024/25シーズンはトップチームでの出場は未だありません。

この状況についてトレンガヌFCのモハマド・サブリ・アバスCEOは、関係省庁からの連絡を待っている状態であると説明し、審査状況についても何も伝えられていないと話しています。「情報が全くないので、レゾヴィッチ選手の審査がどこまで進んでいるのかについて私が話すことはできない」と述べたサブリCEOは、すでに6年以上マレーシアでプレーしているレゾヴィッチ選手がマレーシア国籍を取得できることを強く願っている

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