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2024/25シーズンマレーシアスーパーリーグ第2節の結果とハイライト映像(2)
・ジョホールが開幕2連勝で早くも単独首位に
・スランゴールとPDRMは今季初勝利を挙げる

5月17日から19日にかけて、今季2024/25シーズンのマレーシアスーパーリーグ(MSL)第2節が開催されています。
なお今季のMSLは13チームで編成されており、第2節はKLシティFCの試合はありません。

MSL2024/25第2節
2024年5月18日@スルタン・イブラヒム・スタジアム(ジョホール州イスカンダル・プテリ)
ジョホール・ダルル・タジムFC 3-1 ヌグリスンビランFC
⚽️ジョホール:ベルグソン・ダ・シルヴァ2(12分、17分)、ジョルディ・アマト(71分)
⚽️ヌグリスンビラン:ハイン・テット・アウン(28分)
🟨ジョホール(1)、🟨ヌグリスンビラン(4)
MOM:ベルグソン・ダ・シルヴァ(ジョホール・ダルル・タジムFC)

開幕戦はスランゴールFCが対戦を辞退したために不戦勝となり、この試合が今季初のリーグ戦となったジョホール・ダルル・タジムFC(JDT)はエースのベルグソン・ダ・シルヴァの2発などで快勝しています。新戦力のシリア代表MFジャリル・エリアスも加わり、選手層がさらに厚くなったJDTは、シャルル・サアド、エンドリック・ドス・サントス、モハマドゥ・スマレらマレーシア代表にも出番がありませんでした。
またこの試合ではマレーシアの至宝(敢えてこう呼びたい)アリフ・アイマンがベンチ外で、右ウィングにはオスカル・アリバスが入りました。私の記憶では、アリバス選手はJDTでは左サイドでのプレーしか見たことがなかったので、この起用は意外でしたが、ハイライト映像を見る限りでは問題なくプレーしたようです。一方のアリフ選手は試合後の会見でJDTのエクトル・ビドリオ監督がケガのため欠場したと説明していますが、ケガの程度については言及していないようです。なおこの試合では新戦力のフランシスコ・ジェラウデス、ニコラオ・カルドーソもやはりベンチ外でした。
一方のヌグリスンビランFCはゴール前で粘った佐々木匠選手とJDTのDFが交錯してこぼれたボールをハイン・テット・アウンが決めて一時は1点差まで迫り、その他にも佐々木選手が起点で好機を作っていたようです。プレシーズンマッチでヌグリスンビランFCの試合を見た際には、佐々木選手と他の選手の連携が上手くいっていない場面が見られましたが、この試合のハイライト映像を見た限りでは、その点は改善されている印象でした。
ヌグリスンビランFCの佐々木匠選手は先発して90+3分に交代しています。

この試合のハイライト映像。JDTの公式YouTubeチャンネルJDTTVより。

MSL2024/25第2節
2024年5月19日@MBPJスタジアム(スランゴール州プタリン・ジャヤ)
スランゴールFC 1-0 クダ・ダルル・アマンFC
⚽️スランゴール:アリフ・ハイカル(85分)
🟨スランゴール(1)、🟨クダ(2)
MOM:シャルール・ナジーム(スランゴールFC)

今節最も注目のカードは、こう着状態が続き、このまま引き分けかと思われた試合終盤に、途中出場のアリフ・ハイカルが値千金のゴールを決めて、スランゴールFCがクダ・ダルル・アマンFC(クダFC)を破り今季初勝利を挙げています。
初戦のJDT戦を「安全上の理由」で辞退し、0−3の不戦敗でスタートしたスランゴールFCは、ホーム開幕戦となったこの試合は、酸をかけられて現在も入院中のファイサル・ハリムのためにも勝たねばならない試合でした。サポーターも、ファイサル選手の背番号7にちなんで、キックオフから7分ではサポーターが立ち上がって拍手をし、ファイサル選手を支援する団結力を見せるなど、スランゴールFCの勝利への期待が高まりました。しかし新加入のロニー・フェルナンデス、アルヴィン・フォルテスらが好機を作るもののゴールには至らず、前半は0-0で終了します。
後半に入ってもヨハンドリ・オロスコ、ノー・アル=ラワブデらのシュートも枠内を捉えられず、残り時間が少なくなった中、81分に投入されたアリフ・ハイカルが85分にゴール前の混戦からこぼれたボールを蹴り込んで、これが決勝点となりスランゴールが今季初勝利を挙げています。
クダFCは第1節のPDRM FCで勝利し、連勝を目指してMBPJスタジアムに乗り込み、スランゴールFCと互角に戦いました。しかしロスタイムにシャフィク・アフマドがソニー・ノルデのクロスに合わせるもシュートがバーを超えるなど、好機を作りながらであと1点が取れませんでした。

この試合のハイライト映像。スランゴールFCの公式YouTubeチャンネルSelangorFC+ より

SL2024/25第2節
2024年5月18日@イポー・スタジアム(ペラ州イポー)
ペラFC 2-3 PDRM FC
⚽️ペラ:トミー・マワト(9分)、ワン・ザック・ハイカル
(87分)
⚽️PDRM:イフェダヨ・オモスイ2(24分、90+12分)、鈴木ブルーノ(72分
🟨ペラ(1)、🟨PDRM(1)
MOM:イフェダヨ・オモスイ(PDRM FC)

ロスタイムの劇的ゴールでPDRM FCが敵地でペラFCを破り、今季初勝利を挙げています。
第1節ではホーム開催となった雨中の接戦でクダ・ダルル・アマンFCに0−1で敗れていたPDRM FCのP・マニアムは、初戦で先発したチディ・オスチュクウに代わり、プリンス・アンゲを起用した以外はメンバーを変えず、やはり初戦を1-3で落としているペラFCのユスリ・チェ・ラー監督は、初戦でレッドカードをもらったルイス・エンリケ・モッタに代わりイェスペル・ニホルムを起用した以外は、初戦のトレンガヌFC戦とは同じメンバーを起用しています。
先制したのホームのペラFCでした。その前にも惜しいシュートを放っていたトミー・マワトが、ゴール前の混戦からイ・テミンが外へ流したボールを豪快に蹴り込んでゴール!ペラが8分に1−0とリードします。しかしPDRM FCも、この試合ではペラFCのDF陣が手を焼いたプリンス・アグレーのクロスをイフェダヨ・オモスイがヘディングで合わせて同点ゴールを決めます。VARのチェックなどもあった前半はロスタイムが11分ありましたが、スコアは1-1のまま終了します。
後半の72分にはPDRM FCのGKブライアン・シーが元FC琉球のワン・ザック・ハイカルのシュートを弾くと、そこからのカウンターで右サイドを上がったイズルル・アシュラフがゴール前へクロス。このボールをアレム・ティモシーがスルーし、これに飛び出したペラGKハジク・ナズリのいないゴールに鈴木ブルーノ選手が押し込んで、PDRM FCが逆転します。しかしペラFCもその89分にGKブライアン・シーがゴール前のボールへのパンチングを空振りし、ワン・ザック・ハイカルの足元に転がると、これをそのまま蹴り込んだワン・ザック選手のゴールで試合は2-2となります。しかし最後に笑ったのはPDRM FCでした。90+12分には、ロングパスを受けたイズルル・アシュラフとペラDFが交錯して流れたボールをイフェダヨ・オモスイがペナルテイーエリアの外から豪快に蹴り込んで決勝点を挙げ、二転三転した試合はPDRM FCが勝利し、今季初勝利。一方のペラFCは開幕から2連敗となっています。
PDRM FCの鈴木ブルーノ選手は先発して85分に交代しています。

この試合のハイライト映像。Astro Arena公式YouTubeチャンネルより。

2024/25マレーシアスーパーリーグ順位表(第2節途中)

順位 チーム 勝点
1 JDT 2 6 2 0 0 6 1 5
2 SAB 2 4 1 1 0 3 2 1
3 TRE 1 3 1 0 0 3 1 2
4 SRP 1 3 1 0 0 1 0 1
5 PDRM 2 3 1 0 1 3 3 0
6 SEL 2 3 1 0 1 1 3 -2
7 KLC 1 1 0 1 0 1 1 0
8 KCH 1 1 0 1 0 1 1 0
9 PEN 1 1 0 1 0 0 0 0
10 KDA* 2 0 1 0 1 1 1 0
11 KDN 2 0 0 0 2 2 4 -2
12 NSE 1 0 0 0 1 1 3 -2
13 PRK 2 0 0 0 2 3 6 -3
13 SEL 2 3 1 0 1 1 3 -2
チーム名:JDT-ジョホール・ダルル・タジムFC、SELースランゴールFC
SAB-サバFC、TREートレンガヌFC、SRP-スリ・パハンFC
KLC-KLシティFC、KDA-クダ・ダルル・アマンFC、PEN-ペナンFC
PRK-ペラFC、PDRM-PDRM FC、NSE-ヌグリスンビランFC
KDN-クランタン・ダルル・ナイムFC、KCH-クチンシティFC
*クダ・ダルル・アマンFCは開幕前に勝点3剥奪処分を受けています。
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