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3月25日のニュース
マーライオンカップ-マレーシアU22はカンボジアU22を破って決勝進出

マーライオンカップ-マレーシアはカンボジアを破って決勝進出

3年ぶりの開催となった今回のマーライオンカップでは、開催国シンガポール、香港、カンボジア、マレーシアの4カ国のU22代表が対戦しますが、その準決勝が昨日3月24日に行われ、マレーシアは追い縋るカンボジアを振り切って4-2で勝利し、もう1試合の準決勝でシンガポールを 1-0で破った香港と、3月26日の決勝で対戦することが決まりました。

イスラム教の断食月にもかかわらず、午後5時にキックオフというイスラム教徒が大半のマレーシアU22代表にとってはなんとも無慈悲な試合でしたが、E・エラヴァラサン監督はGKラーディアズリ・ラハリム、DFアザム・アズミ(いずれもトレンガヌ)、V・ルヴェンティラン(スランゴール)、ハキミ・アジム(KLシティ)など、昨年末の東南アジアサッカー連盟AFF選手権三菱電機カップではA代表でプレーした選手を先発に起用しています。その期待に応えるかのように13分にアイマン・アフィフのクロスをハキミ・アジムが押し込んで1-0と先制すると、30分には右サイドのアリフ・イズワンのクロスをV・ルヴェンティランが決め、スランゴールコンビの活躍でリードを2点に広げました。

この2点のリードで気が緩んだのか、38分にはGKラーディアズリ・ラハリムがゴール前での緩慢な動きからカンボジアのリム・ピソットにボールを奪われ、そのままゴールも決められてカンボジアが1−2として前半が終了しました。

さらに後半に入っても締まらないマレーシアは、50分にはGKからのパスを奪われ、そこからA代表でも主力として活躍するカンボジア代表キャプテンのシエン・チャンティアがドリブルで持ち込むとDFをかわしてゴールを決められて2-2と同点に追いつかれました。

しかし62分には右サイドをドリブルで上がったキャプテンのアザム・アズミからのパスを受けた途中出場のファーガス・ティエニィ(ジョホール・ダルル・タジムJDT II)がシュート!U22代表初招集となったスコットランド出身、20歳のMFのゴールで、マレーシアは再びリードを取り戻すと、71分には左サイドのアイマン・アフィフからのクロスをカンボジア守備陣がクリアミスし、ティエニィ選手とJDT IIでチームメートのナジムディン・アクマルがこれを押し込んでマレーシア4点目のゴールとなり、カンボジアを破ったマレーシアが明日3月26日の決勝では、シンガポールを破って決勝進出を決めている香港と大会初優勝をかけて対戦します。

決勝は午後8時30分キックオフと日没後なので断食は明けているものの、3月26日の断食明けはシンガポール時間7時15分で、そこから1時間ほどで試合開始と体調管理が難しそうですが、A代表も3月28日に香港代表との国際親善試合が控えており、U22代表にはまず明日の試合に勝利して、A代表に刺激を与えて欲しいです。

マーライオンカップ2023 準決勝
2023年3月24日@ジャラン・ブサルスタジアム(シンガポール)
カンボジアU22 2-4 マレーシアU22
⚽️カンボジア:リム・ピソット(38分)、シエン・チャンティア(58分)
⚽️マレーシア:ハキミ・アジム(13分)、V・ルヴェンティラン(30分)、ファーガス・ティエニィ(62分)、ナジムディン・アクマル(71分)

試合のハイライト映像はアストロ・アリーナの公式YouTubeチャンネルより

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