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3月21日のニュース
タイ1部リーグ第24節結果とハイライト映像-ディオン・コールズはフル出場、サファウィ・ラシドは待望のリーグ初ゴールと今節ベストXI選出
3部リーグがMBSB銀行チャンピオンシップに名称変更
元マレーシアU23代表監督がMリーグ復帰か

タイ1部リーグ第24節結果とハイライト映像-ディオン・コールズはフル出場、サファウィ・ラシドは待望のリーグ初ゴールと今節ベストXI選出

3月18日と19日にタイ1部リーグ第24節が行われ、先日発表されたマレーシア代表に選出されたDFディオン・コールズ(ブリーラム・ユナイテッド)は先発してフル出場しています。また予備の交代要員に選ばれたFWサファウィ・ラシドは先発して、タイリーグ移籍後初のゴールを挙げただけでなく、第24節のベストXIにも選ばれています。またマレーシア代表に選出されたDFジュニオール・エルドストール(PTプラチュワプFC)は今節もベンチ外でした。なお、このエルドストール選手はインドネシア1部のプルシス・ソロへの移籍の噂も出ています。(試合のハイライト映像はタイリーグ公式YouTubeチャンネルより)

タイ1部リーグ第24節
2023年3月18日@サーム・アーオスタジアム
PTプラチュワップ 0-1 ムアントン・ユナイテッド
 この試合の敗戦で過去5試合が2分3敗としたPTプラチュワップFCは、ついてに14位と降格圏内に後退しています。
PTプラチュワップFCのジュニオール・エルドストールは、この試合でもベンチ外で、タイ移籍以来ベンチがが続いています。

2023年3月18日@チャンアリーナ
ブリーラム・ユナイテッド 4-1 コーンケン・ユナイテッド
 首位を快走するブリーラム・ユナイテッドが5連勝しています。
ブリーラム・ユナイテッドのディオン・コールズは先発してフル出場しています。

2023年3月19日@チョンブリーUTAスタジアム
チョンブリーFC 1-2 ラーチャブリーFC
 2試合連続引き分けを含み過去5試合白星がなかった6位のラーチャブリーFCは、勝点差2の3位のチョンブリーFCとの対戦でした。1-0とリードしていたラーチャブリーFCは、前半終了間際の45+4分にサファウィ・ラシドがタイリーグ初ゴールを決め2-0とし、後半に1点を返されたものの結局、サファウイ選手のゴールが決勝点となって5試合ぶりの勝利を挙げるとともに、順位を一つ上げて5位に浮上しています
チョンブリーFCのサファウイ・ラシドは先発して、66分に交代しています。

タイ1部リーグ順位表(第24節終了時、上位3チームとマレーシア人選手所属チームのみ)

順位 チーム 勝点
1 ブリーラムU 24 20 4 0 60 18 42 64
2 バンコクU 23 16 4 4 42 13 29 52
3 ポート 24 10 9 5 40 29 11 39
5 ラーチャブリー 24 10 8 6 27 17 10 38
14 プラチュワップ 24 5 7 12 28 44 -16 22

3部リーグがMBSB銀行チャンピオンシップに名称変更

Mリーグ3部に当たるM3リーグは今月3月4日に今季が開幕し、既に第3節を終えていますが、このM3リーグの冠スポンサーにMBSB銀行が付き、M3リーグは今後、MBSB銀行チャンピオンシップと名称変更されると、マレーシアの通信社ブルナマが報じています。

純資産およそ64億マレーシアリンギ(およそ1900億円)で国内第15位のMBSB銀行はシャリア(イスラム法)準拠した運営を行っている国内銀行ですが、このMBSB銀行とMリーグ3部以下を運営するアマチュアフットボールリーグAFLは、昨日3月20日にスポンサー契約に関する調印式を行なっています。なおMBSB銀行は、AFLが運営する4部リーグのM4リーグと5部リーグのM5リーグの冠スポンサーになることも同時に発表されています。

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2020年には国内第2位のCIMB銀行を中核とする金融グループのCIMBグループが当時のMリーグ1部スーパーリーグの冠スポンサーとなりましたが、コロナ禍の真っ只中だったこのシーズンは無観客試合が続き、結局、CIMBグループは1年間でスポンサーを降りています。セミプロリーグのM3リーグに冠スポンサーが付くこと自体が驚きですが、CIMBのように1年でスポンサーを降りることがないようにお願いしたいです。

元マレーシアU23代表監督がMリーグ復帰か

2015年から2017年にかけてはマレーシアU23代表監督を務め、さらに2020年にはUITM FC(現在はリーグ脱退)の監督としてスーパーリーグ6位の実績を持つフランク・ベルンハルト氏がMリーグに復帰するという噂が出ています。

この噂を詳しく報じているスポーツ専門サイトのスタジアム・アストロによると、ドイツ出身のベルンハルト氏は、第5節までを終了したスーパーリーグのチームの中で、開幕前の目標が達成されていないチームの新監督に就任するということです。しかもそのチームは今季初めてスーパーリーグでプレーするチームだということです。

スタジアム・アストロの取材に対し、既にマレーシアに滞在しているベルンハルト氏は、その噂について何も答えられないと話す一方で、自身を雇おうと考えているチームの話を聞く用意はできているとも話しています。現在はどのチームとも契約していないベルンハルト氏は、マレーシアに戻って来たいと話しながらも、他国からのオファーを受けていることも明らかにしています。

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この記事にある「開幕前の目標が達成されていないチーム」で「今季初めてスーパーリーグでプレーするチーム」は、クチンシティFCかクランタン・ユナイテッドのいずれかの可能性が高いです。今季2部プレミアリーグから1部スーパーリーグに昇格した5チームの内、初めてスーパーリーグでプレーするのはクチンシティFCとクランタン・ユナイテッドの2チームです。クチンシティは第5節終了時で1勝o分4敗の12位、クランタン・ユナイテッドに至っては0勝1分4敗で現在最下位の14位となっていますが、果たして噂通りにどちらかのチームの監督は交代するのでしょうか。

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