3月13日のニュース
AFC U20女子アジアカップ予選-マレーシアは2連敗で1回戦敗退
タイ1部リーグ第23節-ディオン・コールズはフル出場、サファウィ・ラシドは先発も途中交代が続く
帰化選手のデ・パウラが3部リーグで今季初ゴール
AFC U20女子アジアカップ予選-マレーシアはミャンマーにも敗れて2連敗で1回戦敗退
2024年にウズベキスタンで開催予定のAFC U20女子アジアカップ。、その1次予選G組にチーム平均年齢17歳という若いチームで臨んだU20女子マレーシア代表は、3月10日に最終戦となるミャンマー戦に臨み、1-3で敗れ、G組最下位に終わり、1回戦敗退が決定しました。。
AFC U20女子アジアカップ予選G組第3節
2023年3月12日@RSNスタジアム(プノンペン、カンボジア)
ミャンマー 3-1 マレーシア
⚽️ミャンマー:Wai Hin Phyo2 (18分、86分)、Yin Loon Eain(80分)
⚽️マレーシア:ヌルファリシャ・ハニム(58分)
サッカー専門サイトのハリマウマラヤによると、この試合後の会見でU20女子代表のキャメロン・ン監督は、ミャンマー代表がマレーシア代表よりも優っていたことを認めた上で、マレーシア代表選手たちは100%のパフォーマンスを見せたことには満足していると話しています。
「試合前に、私は選手たちに、この試合の結果を重視しないが、その代わりに、プレーの質の向上を見たいと伝えた。」と話したン監督は、大会前の合宿がわずか2週間しかなかったことを考えると、選手たちが最高のパフォーマンスを発揮してくれたことを喜んでいるとも述べています。
AFC U20女子アジアカップ 1次予選G組最終順位表
順位 | チーム | 試 | 勝 | 分 | 負 | 得 | 失 | 差 | 勝点 |
1 | ミャンマー | 2 | 2 | 0 | 0 | 5 | 1 | 4 | 6 |
2 | カンボジア | 2 | 1 | 0 | 1 | 1 | 2 | -1 | 3 |
3 | マレーシア | 2 | 0 | 0 | 2 | 1 | 4 | -3 | 0 |
タイ1部リーグ第23節-ディオン・コールズはフル出場、サファウィ・ラシドは先発も途中交代が続く
3月11日と12日にタイ1部リーグ第21節が行われ、マレーシア代表のDFディオン・コールズ(ブリーラム・ユナイテッド)とFWサファウィ・ラシドはいずれも先発しています。また、DFジュニオール・エルドストール(PTプラチュワプFC)は今節もベンチ外で、移籍後まだベンチ入りが一度もありません。(試合のハイライト映像はタイリーグ公式YouTubeチャンネルより)
タイ1部リーグ第23節
2023年3月11日@レオ・チェンライスタジアム
チェンライ・ユナイテッド 0-0 ラーチャブリーFC
2試合連続引き分けとなったラーチャブリーFCは、ムアントン・ユナイテッドと勝点で並んだものの、得失点差で6位に順位を一つ下げています。
サファウイ・ラシドは先発して、64分に交代しています。
2023年3月11日@700周年記念スタジアム
ラムプーン・ウォリアーズ 0-0 PTプラチュワップFC
こちらも2試合連続で引き分けとなったPTプラチュワップFCは13位と変わらなかったものの、降格圏となる14位との勝点差が1となっています。
PTプラチュワップFCのジュニオール・エルドストールはベンチ外でした。
2023年3月12日@ピッチャヤスタジアム
ノーンブワ・ピッチャヤFC 0-1 ブリーラム・ユナイテッド
首位を快走するブリーラム・ユナイテッドが2連勝中だったノーンブワ・ピッチャヤFCを破り、4連勝を飾っています。
ブリーラム・ユナイテッドのディオン・コールズは先発してフル出場しています。
タイ1部リーグ順位表(第23節終了時、上位3チームとマレーシア人選手所属チームのみ)
順位 | チーム | 試 | 勝 | 分 | 負 | 得 | 失 | 差 | 勝点 |
1 | ブリーラムU | 23 | 19 | 4 | 0 | 57 | 17 | 40 | 61 |
2 | バンコクU | 23 | 15 | 4 | 4 | 41 | 13 | 28 | 49 |
3 | チョンブリー | 23 | 11 | 4 | 6 | 38 | 26 | 12 | 37 |
5 | ラーチャブリー | 23 | 9 | 8 | 6 | 25 | 16 | 9 | 35 |
13 | プラチュワップ | 23 | 5 | 7 | 11 | 28 | 43 | -15 | 22 |
帰化選手のデ・パウラが3部リーグで今季初ゴール
今年に入ってエンドリック・ドス・サントス(ジョホール・ダルル・タジム)、パウロ・ジョズエ(KLシティFC)と相次いでブラジル出身選手がマレーシア国籍を取得して帰化選手として登録されていますが、その先駆者とも言えるのが今季は3部リーグに当たるM3リーグでプレーするFWギリェルメ・デ・パウラです。
KLやペラなどMリーグで5シーズン以上連続してプレーしたことから、マレーシアサッカー協会FAMが代表強化のために始めた帰化選手支援プログラムによりマレーシア国籍を取得したものの、招集された代表チームでは期待されたプレーが見せられず、ファンの怒りと失望を買い、批判が集中したFAMが帰化選手支援プログラムの無期停止を発表する事態になり、その後移籍したジョホール・ダルル・タジム(JDT)でもトップチームどころか、セカンドチームでも出場機会が得られず、このまま消えていってしまうのか、という声も上がっていました。。
そのデ・パウラ選手は、今季からM3リーグに参入したマラッカFCに期限付き移籍し、開幕戦では先発してフル出場しながら無得点に終わったものの、第2節のハリニFCとの試合では2ゴールを決めています。このハリニFTは、昨季は元代表GKのハフィズル・ハキムや、いずれもDFのK・カナンやK・プラバカランなど昨季は1部スーパーリーグでプレーした選手を獲得、さらに昨季はスーパーリーグのPJシティFCの監督を務めたP・マニアム氏が監督に就任し、来季のスーパーリーグ昇格を目指すチームです。
この試合ではデ・パウラ選手の2ゴールで一旦は逆転したマラッカFCでしたが、ハリニFTは昨季はスーパーリーグでプレーしたナシル・バシャルディンが試合終了間際に同点ゴールを決め、無敗記録を2に伸ばしています。一方のマラッカFCは開幕戦で敗れており、今季はまだ勝利がありません。
大規模なスーパーリーグ改編により今季は2部プレミアリーグが休止となっていることから、このM3リーグが実質2部リーグとなっており、デ・パウラ選手がこのリーグで活躍し、自身への評価を覆すことができるのかどうかが今後は注目です。