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2023マレーシアスーパーリーグ
第4節結果とハイライト映像(1)-ジョホールはまたも大勝で開幕4連勝、トレンガヌは今季初白星

3月11日に2023マレーシアスーパーリーグ第4節の2試合が行われています。なおこの日はKLシティFC対ヌグリスンビランFCが、KLシティのホームであるKLフットボールスタジアムで予定されていましたが、マレーシア政府によるイベントでこのスタジアムが使用できなくなったことから、ヌグリスンビランFCのホーム、トゥンク・アブドル・ラーマンスタジアムで開催されました。しかしこの試合は試合開始前から降り続いた豪雨によりピッチが冠水状態となったため、試合開始から27分で中断され、その後は中止が発表されています。なおこの試合の再試合の日程は後日発表されるということです。

2023年3月11日@スルタン・イブラヒムスタジアム(ジョホール州イスカンダル・プテリ)
観衆:24,404人
ジョホール・ダルル・タジム 5-1 クランタンFC
⚽️ジョホール:ジオゴ(3分)、エンドリック(26分)、フェルナンド・フォレスティエリ(35分)、フアン・ムニス(56分)、アリフ・アイマン(82分PK)
⚽️クランタン:レオナルド・ロロン(69分PK)
🟨ジョホール:なし🟨クランタン:マリオ・アルケス
MOM:アリフ・アイマン(サバFC)

 ジョホールがまたも大勝で開幕から4連勝。
マレーシア国籍を取得したブラジル出身のエンドリックがこの試合のゴールも含めて3試合連続ゴール、また3シーズンぶりに復帰したジオゴも今季2ゴール目、さらに新加入のフアン・ムニスも今季2ゴール目と新戦力が活躍する一方で、昨季はリーグ新記録の29ゴール(19試合)を挙げたベルグソン・ダ・シルヴァがここまで1ゴール、しかも今季初のベンチ外となるなど、誰が出場しても国内敵なしの感があります。
そんな厚い選手層を持つジョホールの中で気になるのは、開幕からの4試合全てに先発フル出場しているのがホン・ワンことMFナサニエル・シオ、そして3試合に先発フル出場しているDFフェロズ・バハルディンのU23コンビ。ここまで安定したプレーを見せており、今月下旬のFIFA国際マッチカレンダー期間に予定されている代表戦では、帰化選手のエンドリックとともに初招集される可能性もありそうです。
一方のクランタンは、レオナルド・ロロンが決めたPKがジョホール今季初の失点となった以外は見どころはありませんでした。

2023年3月11日@スルタン・ミザン・ザイナル・アビディンスタジアム(トレンガヌ州ゴン・バダ)観衆:9,020人
トレンガヌFC 1-0 PDRM FC
⚽️トレンガヌ:サルドール・クルマトフ(76分)
🟨トレンガヌ:サルドール・クルマトフ、アリフ・ザカリア、ハビブ・ハルーン、
🟨PDRM:ズルファーミ・アブドル・ハディ、アミル・サイフル・バデリ、イザク・イズハン
🟥PDRM:ラマダン・アブドル・ハミド
MOM:サルドール・クルマトフ(トレンガヌFC)

 トレンガヌが待望の今季初勝利。
ここまで今季勝利がないトレンガヌと前節第3節にクダを破っているPDRMの対戦は、開始5分でPDRMのクダ戦で決勝ゴールを決めた鈴木ブルーノ選手がこの試合でも開始5分でズルファーミ・アブドル・ハディがヘディングシュートを放つなど、PDRMの積極的なプレーが目立つ展開でした。
一方のトレンガヌはここまでの3試合で精彩に欠けるFWイヴァン・マムートとMFドマゴイ・プシッチに代わり、FWジョーダン・ミンターとケガで出遅れていた司令塔MFハビブ・ハルーンが今季初先発しましたが、ハビブ選手が加わったことで攻撃のバリエーションは明らかに増え、この試合でも徐々に好機が生まれました。
しかしPDRMのGKラマダン・アブドル・ハミドがこの日は好セーブを連発して、トレンガヌ2得点を許しませんでした。そのラマダン選手は前半終了間際の45+2分、自身のミスからペナルティーエリアの外でジョーダン・ミンターを倒してPKを与えるとともに、一発レッドで退場となってしまいました。PDRMのアズミ・アジズ監督はMFチョン・ミン・ウーに代えてGKウィルフレッド・ジャブンを起用しました。
後半に入ってもウィルフレッド選手がピンチを救う場面もあり、PDRMは数的不利を感じさせないプレーを続けましたが、76分にハイリー・ハキムのコーナーキックに合わせたサルドール・クルマトフが角度を変えたボールがゴール!開幕から4試合目にして今季チーム初得点となったこのゴールが決勝点となり、トレンガヌが今季初勝利を挙げています。
PDRMの鈴木ブルーノ選手は先発して、56分に交代しています。

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