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3月10日のニュース
10月開催のムルデカ大会にパレスチナ・レバノン・インドの出場が決定
マレーシア政府が各州のスタジアムのゼオンゾイシア芝への張り替え費用を負担
U20女子アジアカップ予選出場メンバーが発表に

10月開催のムルデカ大会にパレスチナ・レバノン・インドの出場が決定

マラヤ連邦(当時)の英国からの独立を記念して1957年に第1回が開催されたムルデカ大会(ムルデカとはマレーシア語で「独立」)は、アジア最古の招待大会の一つですが、近年はマレーシア代表の弱体化などもあり久しく開催されていませんでした。それが今年10年ぶりに開催されることが決定し、パレスチナ、レバノン、インドの3カ国の出場が決定したと英字紙ニューストレイトタイムズが報じています。

今年10月に予定されている第41回大会となるムルデカ大会では、直近のFIFAランキング145位のマレーシアと対戦する同93位のパレスチナと同100位のレバノンは、いずれも大会初参加ですが、同109位のインドはこれまで1959年大会と1964年大会では準優勝しており、最近では2001年大会に出場しています。

10年間も開催されていなかったムルデカ大会が復活した理由は、2007年の自国開催を除くと43年ぶりに予選を突破してマレーシアがAFC選手権アジアカップ出場を決めたことにあります。キム・パンゴン代表監督は、来年1月に開催されるアジアカップ前に中東のチームとの対戦を希望しているということで、アジアカップへの準備を目的に復活したのが今回のムルデカ大会というわけです。

マレーシア政府が各州のスタジアムのゼオンゾイシア芝への張り替え費用を負担

マレーシア政府の青年スポーツ省は、マレーシア各州の主要スタジアムのピッチをゼオンゾイシア芝へ張り替えるための予算配分の用意があることを発表しています。

ハンナ・ヨー青年スポーツ相は、ピッチ張り替えを希望する州の青年スポーツ委員会に対して、管理するスタジアムの中から芝張り替えを希望するスタジアムを1つを選び、必要であればピッチの排水設備を改善した上で青年スポーツ省に対して芝張り替えの申請を行うことを求め、その申請を受けた後に予算を配分するとしています。

ヨー青年スポーツ相は、ピッチ張り替え後の維持管理費用はは各州政府が負うものとし、今回のピッチ張り替えはその維持管理が条件となるとも説明し、あくまでもその条件を満たす州にのみ予算を配分するとも話し、あくまでも政府が張替えを強要するものではないとしています。

なお今回の張り替えで使われるゼオンゾイシア芝は、。ゾイシア、ゼオンといずれも高麗芝系品種の芝を掛け合わせて作られたゾイシアゼオン芝は、維持管理に必要な水量が少ない、暖かい土地に育つ芝で、ジョホール・ダルル・タジムのホーム、スルタン・イブラヒムスタジアムで既に使用されている他、現在、まさに張り替えが行われているブキ・ジャリル国立競技場で使用されることになっています。

U20女子アジアカップ予選出場メンバーが発表に

3月10日からカンボジアのプノンペンで開催されるAFC U20女子アジアカップ予選に出場するU20女子代表のメンバーがマレーシアサッカー協会FAM公式サイトで発表されています。キャメロン・ン監督率いるU20女子代表は先月2月20日から26名を招集した第一次候補合宿を行っていましたが、そこから最終メンバーとなる23名が選ばれています。26名の中から23名を選ぶことが難しかったと話したン監督は、最終メンバーの選考については複数のポジションを守れる選手を優先したと説明しています。なお、最終メンバーはこちらです。

今回の予選でG組のマレーシアは、開催国のカンボジアの他、ミャンマーと同組になっています。(なおこのG組には当初はパキスタンも入っていましたが、出場を辞退しています。)今回の予選でマレーシアは今日3月10日にカンボジアと、また3月12日にミャンマーとの試合が予定されており、このG組の1位となるとが他の7組の1位とともに、今年6月の2次予選に進出します。また2次予選では1次予選突破の8チーム中、上位4チームが、開催国ウズベキスタン、前回2019年大会王者の日本、同準優勝の韓国、同3位の北朝鮮の4チームに加わり、本戦を戦います。

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