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3月8日のニュース
今季未勝利のクランタンUにブラジル出身FWが加入
ラダメル・ファルカオがジョホール入団!?
タイ1部リーグ第22節-ディオン・コールズはフル出場、サファウィ・ラシドは先発も前半で交代

今季未勝利のクランタンUにブラジル出身FWが加入

開幕からの3試合を1分2敗と今季まだ勝星がないクランタン・ユナイテッドFCが6人目の外国籍選手としてブラジル出身のFWグレゴリ・ロシャ・メンデス・ダ・シルヴァの加入をクラブ公式Facebookで発表しています。27歳のグレゴリ選手は、先月2月23日までとなっていた今年1度目のトランスファーウィンドウ期間中に1年契約を結んでいたものの、マレーシア入国に手間取り、この時期の入国となったという説明がなされています。

今年2023年に入ってからは、ポルトガル3部のCDシンファンイスでプレーし、11試合で8ゴール1アシストを記録しているというグレゴリ選手は、既に先週からクランタン・ユナイテッドのセカンドチームの練習に参加しており、試合出場に十分なフィットネスレベルとなり次第、スーパーリーグにデビューすることになるということです。

今季ここまで0勝1分2敗のクランタン・ユナイテッドは、開幕からの3試合で1得点4失点という状況です。今季の外国籍選手は、FWダヴィッドことダヴィッド・デ・サンタナ・シルヴァ(ブラジル)、FWエルニスト・バトゥルカノフ(キルギス)、MFホセ・エルメル・ポルテリア(フィリピン)、MFモルガロ・ゴミス(セネガル)、DFヤン・ヴィクトル・シルバ・パイシャン(ブラジル)の5名で開幕を迎えましたが、ここまでチーム唯一の得点は41歳のマレーシア人FWインドラ・プトラのゴールによるものです。

ラダメル・ファルカオがジョホール入団!?

2010/11シーズンのUEFAヨーロッパリーグではFCポルト(ポルトガル)で17得点を上げて優勝に貢献、そして翌2011/12年シーズンの同大会ではアトレティコ・マドリード(スペイン)で12得点を挙げやはり優勝に貢献したエル・ティグレことラダメル・ファルカオ(コロンビア)は、UEFAヨーロッパリーグ史上唯一の2シーズン連続、しかも異なるチームでUEFAヨーロッパリーグ得点王となった選手です。CAリーベル・プレート(アルゼンチン)やモナコ(フランス)、マンチェスター・ユナイテッドやチェルシー(いずれも英国)などでもプレー経験がある元コロンビア代表が、現在マレーシアスーパーリーグ9連覇中のジョホール・ダルル・タジム(JDT)に加入するという噂を、英字紙スターが報じています。

スペイン・マドリードに拠点を置く日刊スポーツ紙「マルカ」」の電子版の記事を引用する形で書かれた記事では、現在はスペイン1部のラージョ・バジェカーノに在籍している37歳のファルカオ選手にJDTが契約を持ちかけているというスペインのメディアの記事を引用し、現在のファルカオ選手契約は今年6月までとなっていると報じています。さらにマレーシアの今年2度目のトランスファーウィンドウが7月5日から8月1日までであることから、そのタイミングでファルカオ選手がJDTに加入すれば、シーズン後半戦やFAカップ、マレーシアカップ、そしてAFCチャンピオンズリーグに向けた戦力補強になるとしています。

さらにマルカの記事は「JDTはファルカオ選手を2年契約で獲得し、その後はチームのアンバサダー、そしてジョホール州のアンバサダーとしても活動することを求めている。」「(同じスペイン1部のクラブで、シンガポール出身のピーター・リム氏がオーナーの)バレンシアCFの補強候補にも上がっていることもあり、JDTとの契約交渉は継続中だが、ファルカオ選手自身は新たな挑戦に挑む意思があることは伝えているようだ。」という内容に加え、JDTオーナーでジョホール州皇太子のトゥンク・イスマイル殿下が世界的に知名度のある選手を獲得して、JDTのクラブとしての価値を高めたいと考えており、世界各地でサッカースクールを運営するジェノヴァ・インターナショナル社や、ファルカオ選手の代理人が運営するレーシング・シティ・グループ社などとの協力関係を構築中であるとも紹介しています。

タイ1部リーグ第22節-ディオン・コールズはフル出場、サファウィ・ラシドは先発も前半で交代

3月4日と5日にタイ1部リーグ第22節が行われ、マレーシア代表のDFディオン・コールズ(ブリーラム・ユナイテッド)とFWサファウィ・ラシドはいずれも先発しています。また、DFジュニオール・エルドストール(PTプラチュワップFC)は今節もベンチ外でした。(試合のハイライト映像はタイリーグ公式YouTubeチャンネルより)

タイ1部リーグ第22節
2023年3月4日@ドラゴン・ソーラー・パークスタジアム
ラーチャブリーFC 1-1 スコータイFC
 16分に早々とレッドカードで退場者を出して10人となったラーチャブリーFCは24分に先制しながらも、前半に追いつかれましたが、そのまま引き分けて、連敗を3で止めています。また4位のチェンライ・ユナイテッドが敗れたため、チェンライ・ユナイテッドと勝点で並んだものの、得失点差で1つ順位を上げて4位に浮上しています。
サファウイ・ラシドは先発して、46分に交代しています。

2023年3月5日@チャン・アリーナ
ブリーラム・ユナイテッドFC 2-0 ラムプーン・ウォリアーズFC
 リーグ首位のブリーラム・ユナイテッドFCは、この日の勝利でリーグ再開からの7試合で6勝1分とし、2位のバンコク・ユナイテッドFCとは勝点差12、3位のチョンブリーFCとは同21点をつけています。
ブリーラム・ユナイテッドFCのディオン・コールズは先発して、フル出場しています。

2023年3月5日@ブンヤジンダースタジアム
ポリス・テロFC 1-1 PTプラチュワップFC
 この引き分けで連敗を2で止めたPTプラチュワップFCは、12位のラムプーン・ウォリアーズFCが敗れたため、代わって12位に浮上しています。
PTプラチュワップFCのジュニオール・エルドストールはこの試合もベンチ外で、未だ出場がありません。

タイ1部リーグ順位表(第22節終了時、上位3チームとマレーシア人選手所属チームのみ)

順位 チーム 勝点
1 ブリーラムU 22 18 4 0 56 17 39 58
2 バンコクU 22 14 4 4 38 12 26 46
3 チョンブリー 22 11 4 7 37 23 14 37
4 ラーチャブリー 22 9 7 6 25 16 9 34
12 プラチュワップ 22 5 6 11 28 43 -15 21
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