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2月11日のニュース
今季のスーパーリーグ公式球がORBITA MFL1に決定
FAカップ1回戦および2回戦の組み合わせ発表-JDTは初戦で鈴木ブルーノ選手所属のPDRM FCと対戦
3月4日開幕のM3リーグの今季日程が発表

今季のスーパーリーグ公式球がORBITA MFL1に決定

マレーシアスーパーリーグを運営するマレーシアンフットボールリーグMFLは、今季のリーグ公式球にプーマ社のORBITA MFL1が採用されたことを公式サイトで発表しています。このORBITA MFL1はスーパーリーグ公式戦の他、マレーシアカップやFAカップなど今季MFLが主催するすべての公式戦で使用されるということです。

プーマ社のORBITAは、スペインのラ・リガやイタリアのセリエA、そして英国2部EFLチャンピオンシップなどでも採用されているボールです。なおMFLは一昨季、昨季にもプーマ社のMFL Accelerate 21.1 Proをリーグ公式球に採用しています。

FAカップ1回戦および2回戦の組み合わせ発表-JDTは初戦で鈴木ブルーノ選手所属のPDRM FCと対戦

今季のFAカップの1回戦と2回戦の組み合わせ抽選が行われ、昨季優勝のジョホール・ダルル・タジム(JDT)に加え、スーパーリーグ2位のトレンガヌFC以下、サバFC、ヌグリスンビランFC、スランゴールFC、KLシティFC、そして昨季の2部プレミアリーグで2位のクランタンFCと3位のクチンシティFCの合計8チームはシードされています。

このシードされた8チームは2回戦から登場する一方で、昨季のスーパーリーグの下位3チームのスリ・パハンFC、クダ・ダルル・アマンFC、ペナンFCと、プレミアリーグの会3チームのクランタン・ユナイテッドFC、PDRM FC、ペラFC、そして3部M3リーグの6チームの合計12チームはは1回戦から登場します。しかしなぜか、このうち4チームは1回戦が不戦勝となっており、1回戦から出場するPDRM FCは不戦勝で2回戦に進みJDTとの対戦が決まっており、同様に3部のPIB シャー・アラムFCはヌグリスンビランFCと、3部のマラッカFCはトレンガヌFCと、そしてクランタン・ユナイテッドFCはサバFCと2回戦での対戦が決まっています。

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FAカップは言わば日本の天皇杯にあたる全国規模の大会で、かつては4部リーグのチームにまで門戸が開かれていましたが、新型コロナ禍で2年間中止となり、3年ぶりに再開された昨季は3部リーグ以下ではシーズンそのものが中止されていたため1部と2部のチームのみが出場しました。しかし蓋を開けてみれば1部スーパーリーグの14チームと3部14チーム中6チームという何とも中途半端な大会となっています。しかも1回戦不戦勝の4チームを作るくらいなら、3部からもう4チーム出場させて不戦敗を無しとするとか、或いは3部の全14チームの4チームは予選ラウンドから、残る10チームを1回戦から出場させるなどのフォーマットも考えられたはず。今季は2部が休止されているため入れ替え戦がない3部のチームにとってこのFAカップは、この国のトップリーグのクラブとガチで試合ができる貴重な機会かと思うのですが、MFLも3部以下を統括するAFLもそういった発想はないようです。

3月4日開幕のM3リーグの今季日程が発表

Mリーグ3部にあたるM3リーグ以下を統括するアマチュアフットボールリーグAFLは、今季第3節までの日程を公式Facebookで発表しています。

昨季までの1部スーパーリーグと2部プレミアリーグが今季から統合、改編されて「新」スーパーリーグとなった結果、今季は2部プレミアリーグが中止となり、このM3リーグが実質2部リーグとなっています。またトップリーグであるプレミアリーグの改編に合わせて、これまでここのチームの判断に任されていたプロ選手との契約は、今季からは全チームに最低10名の選手とプロ契約を結ぶことを義務付けるなど、M3リーグもセミプロリーグ化へと舵を切っています。.

プロ選手との契約の義務化は、M3リーグ各クラブがプロクラブとして運営されるための経験を積ませるためだと説明するAFLのユソフ・マハディ会長は、実質国内2部リーグであるM3リーグの各クラブが今後トップリーグへ昇格するための準備として、この規則改変が必要だと説明しています。

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昨季スーパーリーグでプレーしたPJシティFCやプレミアリーグでプレーしたUITM FCが今季のスーパーリーグ参加を取りやめた他、給料未払い問題が未解決を理由にスーパーリーグでプレーするためのクラブライセンスが交付されなかったマラッカ・ユナイテッドFCとサラワク・ユナイテッドFCもスーパーリーグを離脱し、昨季の1部と2部で合わせて4つのプロクラブがスーパーリーグから撤退しています。これにより行き場を失った選手たちにとっても、M3リーグのセミプロリーグ化は朗報となっています。さらに今季のM3リーグには、ノーシャルル・イドラン・タラハやハフィズル・ハキムといった元マレーシア代表を揃え、監督には前述のPJシティFCで昨季の監督を務めたP・マニアム氏を起用するハリニFTなど、積極的な補強を行うチームあり、従来のM3リーグとは全く別物になりそうです。

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