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国内移籍や復帰が目立つ今季のMリーグ外国籍選手

2月24日の今季の開幕までおよそ1ヶ月と迫ったマレーシアスーパーリーグ。各チームの戦力も揃いつつありますが、その中で目立つのが、外国籍選手の国内移籍と復帰です。スーパーリーグの外国籍選手枠が昨季の5名から今季は一気に9名と爆増したことで、各チームが国内リーグで実績のある選手の確保に動いたのがその大きな理由だと考えられますが、昨季所属選手の契約延長も含め、今季は見慣れた顔が多いシーズンとなりそうです。

昨季チャンピオンのJDTはトップチームでプレーしたFWベルグソン・ダ・シルヴァ、FWフェルナンド・フォレスティエリ、MFレアンドロ・ヴァレスケス、DFシェーン・ローリー、DFカルリ・デ・ムルガの5名は残留する一方で、2019年・2020年にJDTでプレーしたFWジオゴ(前タイ1部BGパトゥム・ユナイテッド)と、昨季はペナンFCでプレーしたMFエンドリックを獲得しています。なお今季Mリーグ6年目で27歳のエンドリックは、同一国で5年間プレーすることで帰化選手として登録が可能となるFIFAの帰化選手規定を満たしていることから、マレーシア国籍を取得させて、マレーシア人選手登録を視野に入れての獲得です。

トミスラフ・スタインブリュックナー新監督が就任した昨季2位のトレンガヌFCは、MFハビブ・ハルーンや、セカンドチームでプレーしていたDFアルグジム・レゾヴィッチ、KLシティFCに期限付き移籍していたFWジョーダン・ミンターが残留する一方で、昨季まで3季に渡ってマラッカ・ユナイテッドでプレーしたFWソニー・ノルデを獲得しています。

退団した加賀山泰毅選手ら以外の3名が残留した昨季3位のサバFCは、Mリーグ2部プレミアリーグのクランタン・ユナイテッドFCでプレーしたFWジェイコブ・ンジョクを、また6位のKLシティは昨季スランゴールFCでプレーしたFWカイオンとトレンガヌFCプレーしたチェチェ・キプレ、さらに2019年にマラッカ・ユナイテッドでプレーしたパトリック・ライヒェルトを獲得しています。

また7位のスリ・パハンFCはクパー・シャーマン(トレンガヌFCから移籍)、ルーカス・シルヴァ(ペナンFCから移籍)の両FWを、8位のクダ・ダルル・アマンFCはマヌエル・イダルゴ(スリ・パハンから移籍)とマヌエル・オット(トレンガヌFCから移籍)の両MFを獲得、また12位のペナンFCはFWアドリアーノ(マラッカFCから移籍)と2021年にやはりマラッカ・ユナイテッドでプレーしたFWジオバネ・ゴメス、そして2020年にUITM FCでプレーしたMFウスマン・ファネを獲得しています。さらに昨季2部のPDRM FCには昨年前半までプレーした鈴木ブルーノ選手が復帰しています。

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