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来季のペラ新監督にリム・ティオンキム氏の就任が決定

Mリーグ2部プレミアリーグのペラFC(以下ペラ)は、クラブ公式Facebookで、ユスリ・チェ・ラー監督の今季終了後の退任と、リム・ティオンキム新監督の就任を発表しています。リム新監督との契約期間は2年間で、1年の延長オプションがついているということです。また、ユスリ現監督は、来季新たに開設されるリザーブリーグ(U23チームのリーグ)に出場するU23チームを担当するということです。

リム氏は、現役時代はクアラルンプールFA(現KLシティ)やブンデスリーガのヘルタ・ベルリンでプレーした後、2001年から12年間はバイエルンミュンヘンのU19チームのコーチを務めました。その後、2013年にはマレーシアサッカー協会FAMとマレーシア政府青年スポーツ省傘下の国家スポーツ評議会MSN.が共同で運営する国家サッカー選手育成プログラムNFDPのダイレクターとして5年契約という破格の契約で、当時の青年スポーツ大臣が三顧の礼をもって迎え入れました。

さらに2016年にはNFDPの中核となるエリートアカデミーのモクタル・ダハリアカデミーAMDのダイレクターに就任したリム氏でしたが、同時に就任したU17代表監督として、マレーシア国内開催となった2018年のAFC U16選手権のグループステージで最下位と惨敗すると、青年スポーツ省は手取りで17万5000リンギ(現在のレートではおよそ560万円)とされた給与を公開し、2020年まで残っていたとされる契約も解除しました。

Mリーグクラブの指導経験は全くないリム氏については、今回のペラ以外にも同じプレミアリーグのクランタンFC(以下クランタン)もノリザム・トゥキマン オーナーが来季の監督候補の1人と公言していましたが、未払い給料問題で主力選手が次々とチームを去り、クラブ創設100年目の昨季プレミアリーグに降格したペラが、チームの再建をこのリム氏に託すことになりました。

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