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AFCカップ-KLシティが地区間プレーオフ決勝進出、優勝まであと2勝

AFCカップ-KLシティが地区間プレーオフ決勝進出、優勝まであと2勝

昨日9月7日にAFCカップ地区間プレーオフ準決勝が行われ、Mリーグ1部スーパーリーグのKLシティがATKモフン・バガン(インド)を3-1で破り、地区間プレーオフ決勝進出を決めています。

相手ホームのソルトレイク・スタジアム(西ベンガル州コルカタ)での対戦となったこの試合は、試合開始前から一筋縄では行きませんでした。インドサッカー協会(AIFF)に対するFIFAの処分により、一時はこの試合を不戦勝で勝ち抜ける可能性があったKLシティは、8月26日に処分が解除され試合開催が決まると、 一旦はホームのKLフットボールスタジアムでの開催をAFCに求めるも、会場変更に伴う手続きを行うには時間がないとして却下されました。

コルカタでの試合が決まると、今度はビザ取得でも問題が起こります。直行便ならクアラ・ルンプールから5時間で到着するところが、ビザ発給の遅れにより直行便に乗れなかったチームは乗り継ぎを含む12時間の長旅を経て、コルカタに到着したのは試合前日の夜でした。

そうした状況を経て行われた試合は、フランス代表MFポール・ポグバの兄フロランタン・ポグバを要するATKモフン・バガンに対し、KLシティのボジャン・ホダック監督は、自陣に引いて守備に数をかける戦術を選択すると、相手はそれに対応できず前半0-0で終了します。しかし、先制点を挙げたのはKLシティでした。60分に主将のパウロ・ジョズエがペナルティエリアの外から自身今大会の5得点目(今大会最多)となるゴールを決めて、KLシティが1~0と先行します。

このゴールでATKモフン・バガンは積極的にゴールを狙い始めますが、KL守備陣の好守もあり時計は90分に近づき、6分のアディショナルタイムが告げられます。このままKLシティが逃げ切るかと思われましたが、90分にATKモフン・バガンは途中出場のファルディン・アリ・モラがKLシティGKアズリ・アブドル・ガニが防いだシュートのこぼれ球を押し込んで土壇場で同点に追いつきます。

スタンドを埋め尽くしたATKモフン・バガンが熱狂しますが、それも長続きはしませんでした。その2分後。途中出場のファクルル・アイマンがパウロ・ジョズエの右サイドからのフリーキックに頭で合わせてゴール!KLシティが再びリード!。さらにその3分後には、全員を挙げて攻撃に転じるATKモフン・バガンサイドに飛んだゴールキックの処理に相手DFがもたつく間に、やはり途中出場のロメル・モラレスがそのルースボールをカットするとそのままペナルティエリアに持ち込みシュート。決定的な3点目を挙げたKLシティが2点差を守ったまま試合が終了しました。

大会初出場ながらここまで勝ち上がってきたKLシティは、もう一つの地区間プレーオフ準決勝でイースタンFC(香港)を破ったPFCソグディアナ・ジザフ(ウズベキスタン)と相手ホームのソグディアナスタジアムで10月5日に決勝進出をかけて対戦します。

AFCカップ2022 地区間プレーオフ準決勝
ATKモフン・バガン 1-3 KLシティ
⚽️ATKモフン・バガン:ファルディン・アリ・モラ(90分)
⚽️KLシティ:パウロ・ジョズエ(60分)、ファクルル・アイマン(90+2分)、ロメル・モラレス(90+5分)
🟨ATKモフン・バガン(2):スバシシュ・ボーズ、フロランタン・ポグバ
🟨KLシティ(3):カマル・アジジ・ザブリ、ジャンカルロ・ガリフオッコ、ジョーダン・ミンター

以下は、この試合の両チームの先発XIとハイライト映像。(ハイライト映像はアストロアリーナのYouTubeチャンネルより)

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