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ACLグループステージI組-JDTは川崎フロンターレと引き分けもグループ首位堅守

大会前のスーパーリーグ、トレンガヌ戦で味方選手と交錯し、脳震盪を起こして初戦の広州FC戦、2戦目の蔚山現代戦とベンチ外だったGKファリザル・マーリアス、そして中盤は初戦同様にアフィク・ファザイルが戻ったJDT。試合開始から押し込まれる場面が多くあり、また攻撃では前線までボールを送れない展開が続きました。それでも前半終了間際にはラヴェル・コービン=オングがペナルティーエリアの外から、また相手DFにブロックされたもののエース、ベルグソン・ダ・シルヴァもシュートを放つなど、少しずつ川崎の早い試合展開に対応し始めたところで前半が終了しました。

両チームとも選手交代なしで始まった後半は、59分にレアンドロが倒されてJDTがペナルティエリアの外でFKを得ますが、これはGKに阻まれてしまいます。その後も一進一退を繰り返す中、試合の終盤にかけては試合がこう着状態のまま、見ているこちらもヒヤヒヤしましたが、結局0-0でフルタイムとなりました。

JDTはJクラブ相手に初の引き分けで勝点1を積み上げ、通算成績を2勝1分の勝点7としてI組の1位を堅守。川崎は1勝2分の勝点5で2位に続いています。なおこの両チームは3日後の4月24日(日)の第4節で再び対戦しますが、Mリーグではあり得ないインテンシティに耐えたJDTの選手たちが3日間で回復できるかどうかが、次戦の鍵になりそうです。

ACLグループステージI組 第3節
4月21日(木)
スルタン・イブラヒムスタジアム(ジョホール州イスカンダル・プテリ)
川崎フロンターレ 0-0 JDT
?川崎(1):車屋紳太郎
?JDT(2):レアンドロ・ヴァレスケス、アリフ・アイマン
(下は両チームの先発XIとハイライト映像。映像はアストロアリーナの公式YouTubeより)

またこの試合の前に行われた蔚山現代対広州FCは、JDTに5失点、川崎には8失点の広州を相手に、蔚山現代は勝利したものの3失点と、グループ順位決定に関わる得失差では川崎、JDTには少なくとも現時点で差をつけられています。

4月21日(木)
タン・スリ・ダト・ハジ・ハッサン・ユノススタジアム(ジョホール州ジョホールバル)
蔚山現代3-0 広州
⚽️蔚山:マールク・コスタ(28分)、パク・チュヨン(57分)、ユン・イルロク(68分)
?広州(0)
?川崎(0)
(下は両チームの先発XI)

チーム 得失差 勝点
1 JDT 3 2 1 0 7 1 6 7
2 川崎 3 1 2 0 9 1 8 5
3 蔚山 3 1 1 1 5 3 2 4
4 広州 3 0 0 2 0 16 -16 0

ACLグループステージI組日程(時間はマレーシア時間、日本時間は-1時間)
試合会場はJDTの試合は全てスルタン・イブラヒムスタジアム(ジョホール州イスカンダル・プテリ)、それ以外の試合はタンスリ・ダト・ハジ・ハサン・ユノススタジアム(ジョホール州ジョホールバル)となっています。

4月15日(金)
川崎フロンターレ 1-1 蔚山現代JDT 5-0 広州FC
4月18日(月)
広州FC 0-1 川崎フロンターレ蔚山現代 1-2 JDT
4月21日(木)
蔚山現代3-0 広州川崎フロンターレ 0-0 JDT
4月24日(日)
広州-蔚山現代(17時キックオフ)、JDT-川崎(22時キックオフ)
4月27日(火)
蔚山現代-川崎(17時キックオフ)、広州-JDT(22時キックオフ)
4月30日(土)
川崎-広州(17時キックオフ)、JDT-蔚山現代(17時キックオフ)

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