ボラセパマレーシアJP

本山雅志選手もプレーするマレーシアサッカーの最新情報をお届けするウェブマガジン発刊

初めまして!ボラセパマレーシアJPです

本日2021年12月3日よりマレーシアサッカー関連のウェブマガジン「ボラセパマレーシアJP」がタグマ!に仲間入りします。1511年から1957年までポルトガル、オランダそして英国の植民地だったマレーシアでは、その必然とも言うべくサッカーは国内人気No. 1のスポーツです。そんなサッカー、マレーシア語ではボラセパを通して見えるマレーシアを読者の皆さんにお伝えするべく、首都クアラルンプールから現地直送の話題をほぼ毎日アップするウェブマガジンが「ボラセパマレーシアJP」です。

マレーシアのサッカー事情

マレーシア国内リーグであるMリーグは1部スーパーリーグ、2部プレミアリーグ、そして以下M3リーグ(3部)、M4リーグ(4部)と続き、プロリーグのスーパーリーグとプレミアリーグは各12チームで構成されています。隣国のタイやシンガポールほどは多くはないものの、現在は元日本代表、元鹿島の本山雅志選手を筆頭に7名の日本人選手が5つのクラブでプレーしています。

国内の試合はMリーグ、マレーシアカップ、マレーシアFAカップの3大会が公式戦で、国内リーグは2月下旬から3月上旬に開幕し、7月下旬から8月上旬まに閉幕、その後はリーグ上位のクラブのみが出場するマレーシアカップが11月まで開催されます。日本の天皇杯サッカーと同様にアマチュアクラブも出場するマレーシアFAカップはMリーグと同時期に並行して行われます。またMリーグ1部スーパーリーグの優勝クラブはACLへ、マレーシアカップとマレーシアFAカップの優勝クラブはそれぞれAFCカップへの出場権が与えられます。

国内No.1クラブのジョホールはACLの常連

マレーシアでも最も有名なクラブと言えば、今季は名古屋、昨季は神戸、2019年は鹿島といったJクラブとACLで同組になったジョホール・ダルル・タジム(JDT)が挙げられるでしょう。ジョホール州の皇太子、つまり王族がオーナーのJDTは今季2021年シーズンも含めて現在リーグ8連覇中と国内では圧倒的な強さを誇り、12月5日に開幕する東南アジアサッカー連盟AFF選手権スズキカップ2020年大会に出場するマレーシア代表にも7名の選手を送り込んでいます。

代表はアジア30位、東南アジアでは6位

代表チームについてはマレーシアの最新のFIFAランキングは154位で、一つ上の153位がニューカレドニア、一つ下の155位がアンドラです。アジア(AFC)では30位で29位イエメンと31位モルディブに挟まれ、東南アジアで見ると5位となっており、位置は4位ミャンマーと6位シンガポールの間と言えば、少しはマレーシアのイメージも湧くでしょうか。1972年のミュンヘン、1980年のモスクワ(ただし出場はソ連のアフガニスタン侵攻に抗議して辞退)とオリンピック出場経験もあるかつてのアジアの強国だったマレーシアは、FIFAランキングも1993年には最高位となる75位となっていますが、これらは全て今は昔といったところです。

そもそもマレーシアってどんな国

最後にマレーシアという国について簡単にご紹介しましょう。東南アジアの島嶼部(とうしょぶ)に位置し、地図上で見るとシンガポールの上にあり、北部ではタイと国境を接しているマレー半島と、東マレーシアと呼ばれるボルネオ島の一部(残りはインドネシア)で構成されています。人口はおよそ3270万人で国土面積はおよそ33万平方キロメートル(日本は37万8000平方キロメートル)、国語はマレーシア語で、国教はイスラム教です。この国の最大の特徴は多民族国家であることで、全人口のおよそ67%を占めるブミプトラ(東マレーシアに住む先住民族とマレー系を合わせた総称で、およそ50%強がマレー系で残りが先住民族)を筆頭に、それぞれ人口のおよそ25%を占める中華系とおよそ7%を占めるインド系が主要な民族です。ちなみに今回のスズキカップに出場するA代表で見てみると候補合宿に招集された26名中、国内生まれの選手(代表は国外生まれの帰化選手が多い)19名ではインド系2名、中華系0名で残りは全員がブミプトラ系、それも全員がマレー系とサッカーに関しては圧倒的にマレー系中心になっています。

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