東南アジアライター通信|【第3節:クラブチームのアジアの戦い(豪州編)】勝てない豪州勢にACLは必要か?!
東南アジアのフットボールを専門とする日本人ライターたちが、これまで知らされてこなかった “ニッチ中のニッチ” な現地情報を交換しあう日本初のコンテンツ。タグマ!にラインナップされた『フットボールフィリピン』『フットボールタイランド』『フットボールシンガポール』『ベトナムフットボールダイジェスト+』、そしてフットボールの世界では「アジア」でありつつ「AFF(ASEANサッカー連盟)」にも所属するオーストラリアの『フットボール・ダウンアンダー』も加わり、あなたを熱帯のフットボールに誘います。
『東南アジアライター通信』、第3節のテーマは「クラブチームのアジアの戦い」です。今回は、『フットボール・ダウンアンダー』主筆の植松が、豪州AリーグクラブのACLについて語ります。
WSWの快挙以降は・・・・
AFC転籍後の07年大会から、AFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)には皆勤の豪州勢。その特筆すべき結果は、何はさておき、14年のウェスタン・シドニー・ワンダラーズ(WSW)のアジア制覇だろう。トーナメント途中まで小野伸二が所属していたチームは、ノックアウトステージ初戦に小野が退団した後も、順調に勝ち上がり、ついにはアジアの頂点に立った。
しかし、そのWSWの快挙以降の豪州勢の成績は芳しくない、どころか、まったくよろしくない。さらに言えば、今のままだとWSWに並び、それを超えるような成績をアジアの舞台で上げるチームが出てくることに関しては、あまりポジティブには考えられない。むしろ、このままでは国内的にACL不要論が今まで以上に高まってきかねないほどの最近の体たらくである。
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